猫のストレスの原因と解消法
猫も私たちと同じようにストレスを感じてイライラしたり、ストレスが原因で体調を崩すことがあります。
どんな時に猫はストレスを感じるのでしょうか?
そしてその解消法は?
猫と幸せに暮らすために、できるだけ猫ちゃんのストレスを取り除いてあげましょうね!
どんな時に猫はストレスを感じるのでしょうか?
そしてその解消法は?
猫と幸せに暮らすために、できるだけ猫ちゃんのストレスを取り除いてあげましょうね!
猫がストレスを感じるとき
猫がストレスを感じる原因がいくつかあります。
部屋が暑い・寒い
イエネコの原型はリビアヤマネコで、もともとは砂漠地帯に住んでいました。
ですから、比較的暑さには強く、人が快適に感じる温度より高めです。
猫ちゃんが快適に思う温度は23℃~28℃くらい、湿度は50%~60%くらいです。
ですから、比較的暑さには強く、人が快適に感じる温度より高めです。
猫ちゃんが快適に思う温度は23℃~28℃くらい、湿度は50%~60%くらいです。
実は、高温多湿の日本の気候は苦手なんですね。
日本の蒸し暑い夏に体調を崩す猫ちゃんもいます。
家の中でもお風呂場とか玄関など、比較的涼しい所を見つけるのが得意な猫ですが、ワンルームなどでエアコンもなく、蒸し暑い部屋に閉じ込めておくとバテてしまいます。
日本の蒸し暑い夏に体調を崩す猫ちゃんもいます。
家の中でもお風呂場とか玄関など、比較的涼しい所を見つけるのが得意な猫ですが、ワンルームなどでエアコンもなく、蒸し暑い部屋に閉じ込めておくとバテてしまいます。
病院は嫌い
ワクチン接種とか健康診断、けがや病気でお世話になる動物病院は猫にとってストレスの場所。
キャリーケースに入れられて、知らない犬や猫がいるだけでもストレスなのに、嫌なこと(注射や投薬)をされて、ストレスマックスです!
キャリーケースに入れられて、知らない犬や猫がいるだけでもストレスなのに、嫌なこと(注射や投薬)をされて、ストレスマックスです!
子供がいる
小さい子供は猫が好きですよね!
でも、かわいさのあまり追いかけまわしたり無理に抱っこしたり、あるいは棒でつついたりするので、子供が苦手な猫は多いです。
子供は予測不能な行動をとるもの。いきなり走り出したり大声を上げることもあり、猫はびっくりしてしまうんですね。
そういうわけで「子供が苦手」な猫ちゃんは多いようですよ。
でも、かわいさのあまり追いかけまわしたり無理に抱っこしたり、あるいは棒でつついたりするので、子供が苦手な猫は多いです。
子供は予測不能な行動をとるもの。いきなり走り出したり大声を上げることもあり、猫はびっくりしてしまうんですね。
そういうわけで「子供が苦手」な猫ちゃんは多いようですよ。
かまいすぎる
寝ている猫を「わしゃわしゃ」と触って起こしたり、いつまでもブラッシングしたりすることは猫にとってストレスになります。
また、ほとんどの猫は水に濡れるのが嫌いなので、シャンプーもストレスになります。
また、ほとんどの猫は水に濡れるのが嫌いなので、シャンプーもストレスになります。
かまわなすぎ
必要以上にかまうのは猫にとってストレスですが、時々甘えたくなるのも猫。
そんな時に飼い主さんが出かけてしまってかまってもらえないのも、寂しくてストレスのもとになりますね。
そんな時に飼い主さんが出かけてしまってかまってもらえないのも、寂しくてストレスのもとになりますね。
掃除機の音
掃除を始めると素早く逃げてしまうほど、掃除機の音は嫌いです。
耳がいいので、ドライヤーの音も苦手。
また、外で工事があると、逃げ場のない猫にとっては、かなりのストレスになります。
耳がいいので、ドライヤーの音も苦手。
また、外で工事があると、逃げ場のない猫にとっては、かなりのストレスになります。
引っ越し
縄張り意識の強い猫は、住むところが変わることがストレスになります。
新居に行って、自分の匂いがしないと不安になるようです。
部屋の模様替えも同じように猫にはストレスになります。
新居に行って、自分の匂いがしないと不安になるようです。
部屋の模様替えも同じように猫にはストレスになります。
ペットホテルに預けられる
猫にとって知らない場所、知らない人に預けられるのは不安からストレスになります。
来客が多い家
商店街でお店番や看板猫になる仔もいますが、多くの来客に慣れないうちはストレスになります。
いつもお客さんが多ければ徐々に慣れていきますが、飼い主以外の人に突然触られたり抱っこされるのはかなりのストレスです。
いつもお客さんが多ければ徐々に慣れていきますが、飼い主以外の人に突然触られたり抱っこされるのはかなりのストレスです。
多頭飼い
今まで一人っ子でかわいがられてきた猫が、ほかの猫が来たことでストレスになることがあります。
相性が良ければいいのですが、そうでないと喧嘩が絶えず怪我をすることも。
相性が良ければいいのですが、そうでないと喧嘩が絶えず怪我をすることも。
長期間の留守番
たっぷりの水とご飯を用意しておけば、二日間くらいはお留守番できますが、それ以上の日数でペットシッターさんにお世話を頼むなどすると、やはりストレスに。
猫のストレスサイン
猫がストレスを感じると普段と違う行動をとることがあります。
トイレ以外の場所で粗相する
消化器系や泌尿器系の病気のこともありますが、多頭飼いでトイレが使えない、汚れているなどで粗相してしまうことがあります。
また、ストレスなど、何かが気に入らなくてわざとトイレ以外の場所でしてしまうこともあります。
また、ストレスなど、何かが気に入らなくてわざとトイレ以外の場所でしてしまうこともあります。
よく鳴く
普段は大人しいのに、変わった声を出して鳴いたり、大きな声で鳴いたりすることがあります。
なにか不満があって訴えていると考えられます。
なにか不満があって訴えていると考えられます。
ご飯を食べない
いつものご飯を食べなくなることがあります。
フードに飽きちゃったということもありますが、何か不快を感じて食べなくなることも。
フードに飽きちゃったということもありますが、何か不快を感じて食べなくなることも。
異食
紙や布など、食べ物以外のものを食べてしまうことがあります。
母猫から早く引き離された仔猫が「異食」することが多いといわれています。
母猫から早く引き離された仔猫が「異食」することが多いといわれています。
グルーミングし過ぎる
必要以上に一ヶ所をグルーミングし続けて、禿げてしまうことがあります。
猫はグルーミングで気持ちを落ち着かせることができるので、何か落ち着けない状況にあるのかもしれません。
猫はグルーミングで気持ちを落ち着かせることができるので、何か落ち着けない状況にあるのかもしれません。
狭い所に隠れる
狭い所に隠れるのは体調が悪いときのほかに、不快な場所から落ち着ける場所に移りたいという欲求があります。
身体にピッタリの狭い所に入るのは、周囲を警戒しているサインです。
身体にピッタリの狭い所に入るのは、周囲を警戒しているサインです。
猫のストレスを取り除くには?
猫のストレスサインを見つけたらできるだけ早く、その原因を取り除いてあげましょう。
部屋の温度に気を付ける
猫は湿度の高い真夏が苦手。
真夏に出かけるときは可能であれば窓を開けて、風通しのいい部屋を作る、クーラーを掛けたままにするなど、猫が熱射病にならない工夫が必要なんですね。
真夏に出かけるときは可能であれば窓を開けて、風通しのいい部屋を作る、クーラーを掛けたままにするなど、猫が熱射病にならない工夫が必要なんですね。
キャリーケースに慣らしておく
病院に連れて行くときのキャリーケースは、普段から扉を開けて中におもちゃやご飯を入れておきます。
猫が普段から使っている場所にすれば、無理にキャリーケースに押し込まなくても済みますよ。
猫が普段から使っている場所にすれば、無理にキャリーケースに押し込まなくても済みますよ。
キャリーバッグを警戒して近づかないときはキャリーバッグの近くにご飯を置いておく、お気に入りのおもちゃを置くなどゆっくりと慣らす必要がありますね。
子供に言い聞かせる
猫を見て大騒ぎする子供に言い聞かせるのは大変でしょうが、猫にとって騒がしくていきなり走り出すような子供は苦手です。
繰り返し、猫の接し方を教えるか、猫が子供から逃げる場所を確保してあげましょう。
間違っても子供が来ているときにケージやキャリーケースに閉じ込めるは逆効果なのでやめましょうね。
子供が面白がってケージの中にいる猫を突いたりすることもあるんです。
繰り返し、猫の接し方を教えるか、猫が子供から逃げる場所を確保してあげましょう。
間違っても子供が来ているときにケージやキャリーケースに閉じ込めるは逆効果なのでやめましょうね。
子供が面白がってケージの中にいる猫を突いたりすることもあるんです。
猫のタイミングに合わせる
猫がかまってほしいときに忙しくて放っておく、猫が寝ているときに撫でまわして起こしてしまうようなことが多いのなら、猫のタイミングを尊重してあげましょう。
猫が眠っているときはそうっとしておく、かまってほしくて寄ってきたときには5分でもいいので、おもちゃで遊んであげるなどで、猫ちゃんは満足します。
猫が眠っているときはそうっとしておく、かまってほしくて寄ってきたときには5分でもいいので、おもちゃで遊んであげるなどで、猫ちゃんは満足します。
音やにおいに気を付ける
猫は耳がいいので大きな音が大の苦手。
シャンプー後のドライヤーも、怖がるようなら無理に当てないようにしましょう。
無理にドライヤーを使うより、タオルドライ後に温めた部屋に入れて乾かすようにします。
香水の匂いも苦手なので、できれば猫ちゃんのそばでは香水やにおいの強い柔軟剤は使わないようにします。
もちろん、バルサンなど部屋で焚くタイプやスプレータイプの殺虫剤も猫がいる部屋で使わないように気を付けましょうね。
シャンプー後のドライヤーも、怖がるようなら無理に当てないようにしましょう。
無理にドライヤーを使うより、タオルドライ後に温めた部屋に入れて乾かすようにします。
香水の匂いも苦手なので、できれば猫ちゃんのそばでは香水やにおいの強い柔軟剤は使わないようにします。
もちろん、バルサンなど部屋で焚くタイプやスプレータイプの殺虫剤も猫がいる部屋で使わないように気を付けましょうね。
新しいネコを迎え入れるとき
家に新しい猫がくると、先住猫は神経質になります。
猫の相性でいいのは、仔猫同士、大人猫と子供猫、オスとメスなどです。
それ以外の組み合わせの猫同士の場合は一緒に暮らすのが難しくなる場合が多いようです。
特に老猫と仔猫の場合、仔猫が老猫に「かまって攻撃」を仕掛けるので、老猫にとっては大きなストレスです。
新しい猫を迎え入れるタイミングと相性・年齢を考えてから決めるようにしょうね。
猫の相性でいいのは、仔猫同士、大人猫と子供猫、オスとメスなどです。
それ以外の組み合わせの猫同士の場合は一緒に暮らすのが難しくなる場合が多いようです。
特に老猫と仔猫の場合、仔猫が老猫に「かまって攻撃」を仕掛けるので、老猫にとっては大きなストレスです。
新しい猫を迎え入れるタイミングと相性・年齢を考えてから決めるようにしょうね。
トイレをきれいに
猫はきれい好きな動物です。
トイレが汚れていると我慢してしまうこともあり、体によくありません。
特に多頭飼いの場合は、猫の数+1個のトイレを用意してあげると、きれいなトイレで用を足すことができるんですね。
トイレが汚れたままになっていると、部屋に匂いもこもって不衛生になりますので、できるだけ早く掃除してあげるのがいいですね。
トイレが汚れていると我慢してしまうこともあり、体によくありません。
特に多頭飼いの場合は、猫の数+1個のトイレを用意してあげると、きれいなトイレで用を足すことができるんですね。
トイレが汚れたままになっていると、部屋に匂いもこもって不衛生になりますので、できるだけ早く掃除してあげるのがいいですね。
トイレの砂を変えたいときは一度に新しい砂を入れるのではなく、もともと使っていた砂に少しずつ新しい砂を足して徐々に慣らしていきましょう。
部屋の模様替えは少しずつ
気分を変えたくて一気に模様替えしたい気持ちはわかりますが、ここは猫のためを思って少しずつ変えていきましょう!
今日は机を移動するだけ、慣れたら箪笥の位置を変えて・・・など、猫が気が付かない程度に徐々に変えていくと猫のストレスを軽減することができますよ。
今日は机を移動するだけ、慣れたら箪笥の位置を変えて・・・など、猫が気が付かない程度に徐々に変えていくと猫のストレスを軽減することができますよ。
引っ越し先の家具の配置
引っ越し作業中はキャリーケースに入れたまま、人が出入りしない落ち着いたところに置きます。
新居に今まで使っていた家具を持っていくなら、配置も前の家と同じところにすれば猫も落ち着きます。
新居に今まで使っていた家具を持っていくなら、配置も前の家と同じところにすれば猫も落ち着きます。
ペットシッターを頼むとき
いきなりシッターさんに任せてしまうより、事前に何度かシッターさんに来てもらい、飼い主さんと一緒に過ごせる時間を作ると猫が慣れやすくなりますよ。
イヤイヤのサインを見逃さない
猫を抱っこしたとき、ブラッシングをしているとき、猫が尻尾をブンブン振っていたら「もういい!」のサイン。
嫌がっていることを続けると猫のストレスになるだけでなく、噛まれたり引っ掻かれて怪我をすることもあります。
爪切りもそうなんですが、一度に全部の爪を切らずに途中でやめて離してあげるようにしましょうね。
嫌がっていることを続けると猫のストレスになるだけでなく、噛まれたり引っ掻かれて怪我をすることもあります。
爪切りもそうなんですが、一度に全部の爪を切らずに途中でやめて離してあげるようにしましょうね。
まとめ
猫にとっては環境が変わることが一番のストレスになります。
また、猫のタイミングでかまってあげないとか、新しく迎えた猫ばかりをかわいがったりすると、猫にとって大きなストレスになります。
猫の「イヤイヤ」や「かまって」のサインを見逃さない、できるだけ住居の環境を変えないなど飼い主さんが気を付けることで、猫ちゃんも快適に暮らせるようになるんですね。
また、猫のタイミングでかまってあげないとか、新しく迎えた猫ばかりをかわいがったりすると、猫にとって大きなストレスになります。
猫の「イヤイヤ」や「かまって」のサインを見逃さない、できるだけ住居の環境を変えないなど飼い主さんが気を付けることで、猫ちゃんも快適に暮らせるようになるんですね。