Release: 2023/05/12 Update: 2023/05/29
猫が脱走!なぜ?対策は?脱走しやすい猫種って?
猫を飼っている方ならどなたも「ねこが脱走した!」経験があるのでは?
猫が脱走する理由、脱走しやすい猫種、その対策について考えてみましょう。

猫が脱走する7つの理由とは?

【偶然・偶発的】

いつもは閉まっている窓やドアがたまたま開いていた!
そんな時、猫は反射的に外に飛び出してしまいます。

【縄張りのパトロール・ハンター】

猫はオスでもメスでも縄張りを持っています。
特にオス猫は縄張り意識が強く、半径500mくらいが縄張りの範囲なので、自分の領域を守るために他の猫との京商が生じることがあります。
縄張りに侵入されたときや、獲物(虫や鳥)を見つけた時 反射的に家から飛び出してしまいます。

【好奇心】

猫は好奇心旺盛な動物。
新しい場所や物を探求することが好きです。
虫や鳥がる、他の動物がいるときなどにたまたま窓が開いていたりすると反射的に飛び出してしまいます。
特に野良猫から飼い猫になった猫ちゃんは元々外の世界を知っているので、出られる隙間があれば脱走してしまうようです。

【発情期】

猫は年2~3回の発情期がきます。
去勢・避妊手術していない猫は異性を求めて外に探しに行くことがあります。
家の周りに発情したメス猫がくると、脱走して追いかけていきます。

【環境の変化】

新しい猫を迎え入れた、引っ越しをしたなど猫が暮らす環境が変わったときは、自分の縄張りが脅かされたと思い、外に出てしまいます。

【恐怖】

工事の音、サイレン、地震で家の一部が壊れた、などのときはびっくりして外に飛び出してしまうことがあります。
特に猫は耳が良く大きな音に敏感ですから、突然大きな音がするとパニックになってしまい、脱走することがあるんです。

【ストレス】

猫は運動不足になるとストレスを感じます。
家の中が安全でご飯に困らないとしても、遊び相手や遊び道具、刺激がないと退屈して外で遊ぶことが恋しくなるのかも。
そんな時、外に出られるチャンスがあるとつい脱走してしまうのかもしれませんね。
このように色々な理由で猫ちゃんが脱走してしまうことがあります。
では、この脱走を防止する方法はあるのでしょうか。

猫の脱走を防ぐには?

【窓やドアを閉める】

当たり前のことですが、猫が脱走しないようにするには基本的な方法しかありません。
ドアや窓を開けっぱなしにしないよう常に注意しておきましょう。
洗濯物を干すためにベランダに出るときも、猫がついてきていないかを確認しておけば猫が不用意に外に出ることもありません。
ご近所の方や宅配便の配達人が訪ねてきたときなども、「猫がいるので」といってドアを開けっ放しにしないように注意します。
猫はほんの少しの隙間があればスルっとすり抜けて脱走してしまうので、常に気を付けることが大切です。

猫脱走防止フェンス

【脱走防止保護柵をつける】

猫が入って欲しくない部屋や玄関前の廊下に、天井までの高さの脱走防止策を設置します。
猫はジャンプ力があるので、背の低い防護柵では簡単に飛び越えてしまいます。
必ず天井までの高さがある策を選ぶようにします。

安全ネット 多目的ネット 保護ネットペットフェンス

【ストレス解消してあげる】

猫が家の中だけでも十分楽しめるように、おもちゃで遊んであげるといいでしょう。
猫は小さくて動くものを獲物として追いかけるので、狩りのマネををさせてあげるとストレス解消になりますよ。
高価な猫のおもちゃを買わなくても、新聞紙の下でひもや細い棒を細かく動かしてカサコソを音を立てるだけで目をランランと輝かせて飛び掛かってきます。
ストレスが解消されれば脱走しようと思うことも少なくなるでしょう。

【ネットを張った屋外エリアの準備】

猫が脱走しないようにネットを張ったベランダに出してあげると、猫が外の世界を楽しむことができますよ。

【去勢・避妊手術をする】

猫が縄張りをパトロールするのは、エサの確保や繁殖相手を探すことがあります。
外飼いの猫や野良猫は毎日、自分の縄張りによそ者がいないか発情期のメスがいないかを確かめています。
去勢手術をしたオス猫は異性を争う必要もないですし、完全室内飼いならご飯の心配もありません。
メスの場合も避妊手術しておけば、外にオス猫を探しに行くこともないので、脱走の危険性がぐっと減ります。

脱走した猫を探すには?

【マイクロチップの装着】

猫にマイクロチップを埋め込んでおけば飼い主とはぐれたときにも発見しやすくなります。
獣医さんに相談すれば、比較的簡単に装着してくれます。
猫の首の皮のあたりにマイクロチップが仕込まれた注射器のようなもので一瞬刺しこむだけなので痛みもほとんどなく、埋め込み完了です。

【静かな場所での呼びかけ】

猫は聞きなれた声や音に反応します。
脱走した場所の近く、静かなところで猫の名前を呼び掛けてみてください。
大好きな飼い主さんの声を聴いて出てくることがあります。

【ご近所さんの協力】

猫の写真付きのポスターをやチラシを作ってご近所に配りましょう。
近所の人の目撃情報がもとで見つかることがあります。
ポスターやチラシには必ず連絡先を記載しておくことをお忘れなく。

【夜間に探す】

猫は元々夜行性なので、夜間に活動することが多いです。
脱走した猫が夜間に出歩くことが考えられるので、夜の間に脱走した場所の近くを探してみましょう。
大好きなおやつやご飯を持って、匂いでおびき出すという手もあります。

【物陰や狭い場所を探す】

脱走した猫は狭い場所や暗い所に隠れていることが多いので、縁の下、ガレージ、物置などを探してみるといいでしょう。

まとめ

猫が脱走理由はいくつかあります。
猫の性格や習性を知ったうえで、基本的なことですが窓や玄関を開けっぱなしにしないようにすれば脱走を防ぐことができます。
猫が脱走して外の世界で暮らすようになってしまうと、危険が一杯です。
交通事故に遭ったり、ほかの猫と喧嘩して病気をうつされたりします
猫の命を守るためにも脱走させないように気を付けましょうね。


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