Release: 2021/10/04 Update: 2021/10/15
キャットフードの選び方と、食べちゃダメなものって?
猫ちゃんにはどんなフードを与えたらいいでしょうか?
キャットフードには大きく分けてカリカリと呼ばれる「ドライフード」と猫缶と言われる「ウェットフード」がありますが、できれば「ドライフード」がおススメ
それは、まず第一に虫歯や歯周病予防のためです。確かに猫缶は食いつきがよくて、大好きな猫ちゃんも多いのですが猫缶を主食にするとどうしても歯石が付きやすくなります。

ドライフードの利点

歯石が付きにくい

毎食後、歯磨きをすればいいのですが猫ちゃんは基本的に歯磨きが嫌いです。
嫌がる猫を押さえつけて毎日歯磨きするのは、とてもストレスが溜まるのでかわいそうです。
時々は歯磨きが必要ですが、ウェットフードに比べてドライフードは歯石が付きにくいので、一生自分の歯で食べられるようにするなら、やはりドライフードがおススメなんです。

硬いものをかむと脳の刺激になる

また、硬いものを食べたほうが脳の刺激にもなるんですね。

ウェットフードの利点

歯が抜けてしまったとき

歯周病で歯が抜けてしまったら、柔らかいウェットフードしか食べられなくなりますので、こんな時に猫缶は便利です。

水を飲まない猫

もともと砂漠の生き物だった猫は、その環境からあまに水を飲むことができませんでした。
イエネコでもあまり水を飲まない仔がいますが、必要な水分を取らないとおしっこが濃くなり、腎臓に負担がかかります。
こういう猫ちゃんにはウェットフードをあげて水分補給してあげましょう。
また、体調が悪くて食欲が無かったり下痢をして脱水症状を起こすようなときにもウェットフードが役に立ちます。

ヒルズ

ドライフードならどんなフードを選んだらいいの?

ロイヤルカナンとヒルズ

ブリーダーさんからもらい受けると、ほとんどのブリーダーさんに勧められるのが「ロイヤルカナン」か「ヒルズ」です。
できればこの2社のうち、どちらかを選んだほうがいいです。
なぜ、この2社がいいのでしょうか。
それはこの2社のフードはロイヤルカナンだと世界96ヶ国、ヒルズは90ヶ国のペットたちに50年以上にわたって、食べられ続けているから。
近年のペットの長寿化の大きな理由は「ペットフード」の質の向上にあるといえます。
50年以上の販売実績を持つロイヤルカナンとヒルズのフードでペットが長寿化してきたといえるのではないでしょうか。
実際、うちのアメショー達も10年以上ロイヤルカナンを食べて、特に病気もせず健康に過ごしています。
この仔たちはブリーダーさんから譲り受けたのですが、彼女が飼育している多くの猫たちにも長年にわたって、ロイヤルカナンを与えているとのことでした。
お話を伺うと、ほとんどのブリーダーさんがロイヤルカナンかヒルズを選んでいるようだということでした。

また、うちの仔の場合ですが運動不足で太り気味だったので獣医さんに相談したところ、ロイヤルカナンの「減量サポート」を勧められました。
その後、腎疾患になったときには「オルファクトリーライト」を推奨され、いまでもそれを給餌しているんです。

うちの仔たちは今年12歳になりましたが腎疾患以外、特に大病もせず、すこぶる元気に過ごしています。

ピュリナワン

ピュリナワンもおすすめ

私が最初に飼った三毛猫ちゃんの時は、色々とフードを変えました。
捨て猫だったのですが、拾った生後3ヶ月くらいの時は幼猫用のフード、1年たってからは成猫用のフード、10歳を超えたときはシニア用と腎疾患用のフードなどなど。
どちらかというと、コスト重視で選んでいたのですが成猫用のフードとして選んだのが「ピュリナワン」。
大手のネスレピュリナは自社の研究所を持っていて、ペットフードやペットケアに関わる研究を行っているところです。
前身のピュリナ社は1904年からアメリカの飼料会社として創業以来、アメリカを代表するペットケアカンパニーとして実は世界で初めてドライのキャットフードを作ったことでも知られています。

もらい受けた家で別のフードを食べていたら?

ペットショップで買うとか、知人宅で生まれた子猫などをもらい受けた場合、ロイヤルカナンやヒルズ以外のフードを与えられていることもありますよね。
そんな時はどうしたらいいか。
もちろん、ロイヤルカナンとヒルズ以外のフードがすべて悪いというわけではありません。
知人宅で食べさせていたフードで、猫ちゃんが何年くらい生きたのか、病気はしなかったかなどの情報をもらいましょう。
そのうえで、フードを変えることも可能ですが、気を付けたいのは「急にフードを変えない」ということ。
今まで慣れ親しんだ味や香りが好きなのですから、別のフードに変えるときは少しずつ新しいものを混ぜて与える方法があります。
時間をかけて少しずつ少しずつ変えていけば、猫ちゃんも自然に新しいフードに慣れてくれるでしょう。
【フードの切り替え方】
少しずつ変えるといっても、どれくらいの量を何日くらいかけて変えるの?と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは1週間かけて新しいフードに変える目安をご紹介しますね!
日程 今までのフードの量 新しいフードの量
1~2日
75%
25%
3~4日
50%
50%
5~6日
25%
75%
7日目
0%
100%
では、キャットフードが決まったところで今度は反対に「猫が食べちゃダメ」な食物についてご説明しますね。

食べちゃダメな食物

玉ねぎ、にんにくなど

玉ねぎ、にんにく、青ネギ、エシャロットなどネギ類は猫の赤血球にダメージを与え、貧血を起こす危険があります。
これらの食物を大量に摂取したときはもちろん、粉末にしたガーリックパウダー、オニオンスープの粉末など、ネギ類の栄養素が凝縮されたものを食べても危険です。
これらを食べると衰弱、無気力、食欲低下、歯茎の変色(白っぽくなる)、オレンジから紅い尿などの症状が現れます。
すぐに獣医師を受診してください。

チョコレート、カフェイン

チョコレートやカフェインにはテオブロミンという物質が含まれ、これらを食べると嘔吐、下痢、筋肉の震え、不整脈、高熱、激しいのどの渇きや腹部の不快感などが現れます。
チョコレートにおいてはダークチョコのほうがホワイトチョコやミルクチョコよりも危険性が増します。
猫が口にしてしまったら、即座に獣医師のもとに連れていきましょう。

生肉、生卵、骨

生肉、生卵に付着したサルモネラ菌や大腸菌を口にすると、嘔吐、下痢、無気力などの症状が現れます。
骨付き肉(鶏肉など)を食べさせると骨が喉や消化管に刺さったり、歯を傷めたりする恐れがあります。
生卵には皮膚や被毛にトラブルを起こす酵素が含まれているので、やはり危険です。
これら、生の食材を調理するときは猫をそばに近づけないようにして、猫が食べてしまったら獣医師に診せるようにしてください。

牛乳、乳製品

よく拾った猫に温めた牛乳をあげる人がいますが、猫は牛乳に含まれる「乳糖」を消化することが苦手なので、飲むと下痢することがあります。
猫にあげるなら、「猫用ミルク」にしましょう。
チーズも人間用は塩分が多いので、あげるなら「ペット用チーズ」にしてください。
猫用ミルクもペット用チーズも必ずしも上げなければならない食品ではないので、無理に上げなくてもいい食材です。

ブドウ・レーズン

ブドウやレーズンには腎機能障害を起こす原因になります。
嘔吐や無気力、下痢、食欲の低下、腹痛や排尿の減少などの症状を引き起こすことになりますので、絶対に与えないでください。

アボカド

アボカドには「ペルシン」という殺菌作用のある物質が含まれています。
人が食べても無害ですが、猫にとっては有害になります。
アレルギーのある猫がアボカドを食べると、嘔吐、下痢、何べん、呼吸困難やけいれんを引き起こすことがあります。
アボカドを食べたからと言って必ずしもこれらの中毒症状を起こすとは限りませんが、アレルギーがあるかどうかわからない場合などはやはり獣医さんに連絡して診てもらうほうがいいでしょう。

アルコール、生のパン生地

アルコール飲料やアルコールを含む食品を猫が摂取すると、方向感覚の喪失、嘔吐、下痢、震え、呼吸困難、昏睡状態などの症状を引き起こします。
また、生のパン生地を食べると、胃の中で膨張したりアルコールを発生させたりして危険です。
猫がアルコールを飲んでしまったときはすぐに獣医さんに診てもらうようにしてください。

ドッグフード

犬と猫を一緒に飼っていて、ドッグフードを猫に与えている方がいますが、これは絶対にNGです。
何故かというと、ドッグフードには猫に必要な栄養素が十分に入っていないから。
猫は犬よりもタンパク質やビタミンAを多く必要としますが、ドッグフードには十分な量が配合されていません。
また、タウリンやアラキドン酸も、猫は体内で生成することができないのでフードから摂る必要があるのですが、これらもドッグフードには十分、含まれていません。
犬にはドッグフード、猫にはキャットフードを与えるのが鉄則です。

まとめ

猫に健康で長生きしてもらうために、良質なキャットフードを選ぶのは大切なことになります。
今は実に様々なキャットフードが販売されていますが、多くのブリーダーさんや獣医師が推奨する「ロイヤルカナン」「ヒルズ」「ピュリナワン」を選べば、まず間違いないといえます。
かわいいからと言って、人が食べるものを安易に猫に与えるのはやめましょう。
食品によっては猫に有害であるばかりでなく、塩分や糖分の摂りすぎで健康を害することがあるからです。
良質なキャットフードと新鮮な水だけで、猫は健康に長生きするのです。


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