猫好きなら一度は「キャットブリーダーってどんな仕事なんだろう?」って思ったことがあるかもしれません。
ペットショップで可愛い子猫を見かけると、「この子たちってどこから来たんだろう?」って気になりますよね。
実は、その多くがキャットブリーダーと呼ばれる人たちによって大切に育てられています。
今回は、キャットブリーダーの仕事やなり方、気をつけるべきポイントなどを、できるだけわかりやすく話していきます!
キャットブリーダーって何をする人?
キャットブリーダーとは、特定の猫種を計画的に繁殖させて、健康で性格の良い子猫を育てる仕事をしている人のことです。
単に猫を増やせばいいってわけじゃなくて、血統や遺伝子の管理、健康チェック、さらには新しい飼い主さんへの譲渡まで、やることがいっぱいあります。
例えば、「マンチカンが好きだから、マンチカンの赤ちゃんを産ませたい!」って思っても、無計画に繁殖すると、遺伝病を持っている子が生まれてしまったり、母猫の体に負担がかかってしまったりするんです。
だから、ブリーダーは専門的な知識を持って、責任をもって繁殖を行わないといけません。
ブリーダーの仕事ってどんな感じ?
ブリーダーの仕事は、猫のお世話がメインですが、それだけじゃなくて色々なことをしなきゃいけません。例えば…
繁殖計画を立てる
「この猫とこの猫をかけ合わせたら、どんな子が生まれるかな?」っていうのを考えるのがブリーダーの最初の仕事。
健康な猫同士を選び、遺伝病のリスクがないかチェックするのがめちゃくちゃ大事です。
妊娠・出産のケア
妊娠した母猫の健康管理はもちろん、出産時にはしっかりサポートしてあげなきゃいけません。
特に、初めての出産の場合はトラブルが起こることもあるので、獣医さんと連携しながら慎重に対応します。
子猫の育成
生まれたばかりの子猫は、とってもデリケート。
母猫の母乳をちゃんと飲めているか、体重は増えているか、病気になっていないかを毎日チェックしながら育てます。
生後2ヶ月くらいまでは、特に気をつけないといけない時期です。
社会化トレーニング
子猫はただ健康に育てばいいってわけじゃなくて、人間やほかの猫と上手に付き合えるようにすることも大切。
小さいうちから人間に慣れさせたり、色んな音や環境に触れさせたりして、ストレスを感じにくい猫に育てます。
新しい飼い主さん探し
子猫が生後2〜3ヶ月くらいになったら、いよいよ新しい家族を探します。
良い飼い主さんに巡り会えるように、しっかりと面談をしたり、猫の性格に合った家庭を見極めたりするのもブリーダーの大事な仕事です。
キャットブリーダーになるには?
「じゃあ、どうやったらキャットブリーダーになれるの?」って思いますよね。
実は、特別な資格は必要ないんですが、きちんとした知識と準備がないと続けるのは難しいんです。
猫の知識を身につける
遺伝学、栄養学、病気の知識、しつけの方法など、猫に関することを幅広く学ぶことが大切。独学だけじゃなくて、経験豊富なブリーダーさんのもとで学ぶのもいい方法です。
飼育環境を整える
繁殖をするためには、母猫や子猫が快適に過ごせる清潔で広いスペースが必要です。普通の家庭の一部屋では足りないこともあるので、環境づくりはしっかり考えないといけません。
法律やルールを守る
日本では、ブリーダーを仕事としてやる場合、「第一種動物取扱業」の登録が必要です。
自治体によって細かいルールが違うので、しっかり確認しましょう。
キャットブリーダーの問題点
ブリーダーには素晴らしい人もたくさんいますが、残念ながら問題を抱えた人たちもいます。
その代表的なのが、**「パピーミル・キティミル」**と呼ばれる悪質な繁殖業者。
・利益優先で猫を大量に繁殖させる
・遺伝病のリスクを無視して交配を繰り返す
・劣悪な環境で猫を飼育する
こういうブリーダーから猫を買うと、病気がちだったり、極端に怖がりだったりすることが多くなります。
だから、子猫を迎えるときは、しっかりとしたブリーダーから譲ってもらうのが大切なんです。
キャットブリーダーの未来
最近は、ペットショップではなく、直接ブリーダーから子猫を迎える人も増えています。
これはすごく良い傾向で、ちゃんとしたブリーダーから迎えれば、健康で人懐っこい猫と一緒に暮らせる可能性が高くなるんです。
また、保護猫を迎える選択肢も広がってきています。
純血種の猫も素敵ですが、保護猫を迎えて命を救うという選択も、これからはもっと増えていくかもしれませんね。
まとめ
キャットブリーダーは、猫が好きな人にとっては夢のような仕事に思えるかもしれません。
でも、実際はすごく責任が重く、知識や経験が必要な仕事でもあります。
・猫の健康や性格を考えた繁殖をする
・妊娠・出産のサポートをする
・子猫の社会化をしっかり進める
・新しい飼い主さんに安心して譲れるようにする
こうしたことをきちんと考えながら、猫の幸せを第一にしたブリーディングをすることが、本当に良いブリーダーの条件です。
もし「キャットブリーダーになりたい!」と思ったら、まずは猫についてたくさん勉強して、愛情を持って接することから始めてみてくださいね!
関連記事はコチラ