Release: 2025/02/02 Update: 2025/02/02
キャットブリーダーってどんな仕事?

猫好きなら一度は「キャットブリーダーってどんな仕事なんだろう?」って思ったことがあるかもしれません。

 

ペットショップで可愛い子猫を見かけると、「この子たちってどこから来たんだろう?」って気になりますよね。

 

実は、その多くがキャットブリーダーと呼ばれる人たちによって大切に育てられています。

 

今回は、キャットブリーダーの仕事やなり方、気をつけるべきポイントなどを、できるだけわかりやすく話していきます!

 

キャットブリーダーって何をする人?

キャットブリーダーとは、特定の猫種を計画的に繁殖させて、健康で性格の良い子猫を育てる仕事をしている人のことです。

 

単に猫を増やせばいいってわけじゃなくて、血統や遺伝子の管理、健康チェック、さらには新しい飼い主さんへの譲渡まで、やることがいっぱいあります。

 

例えば、「マンチカンが好きだから、マンチカンの赤ちゃんを産ませたい!」って思っても、無計画に繁殖すると、遺伝病を持っている子が生まれてしまったり、母猫の体に負担がかかってしまったりするんです。

だから、ブリーダーは専門的な知識を持って、責任をもって繁殖を行わないといけません。

 

ブリーダーの仕事ってどんな感じ?

ブリーダーの仕事は、猫のお世話がメインですが、それだけじゃなくて色々なことをしなきゃいけません。例えば…

 

繁殖計画を立てる

「この猫とこの猫をかけ合わせたら、どんな子が生まれるかな?」っていうのを考えるのがブリーダーの最初の仕事。

 

健康な猫同士を選び、遺伝病のリスクがないかチェックするのがめちゃくちゃ大事です。

 

妊娠・出産のケア

 

妊娠した母猫の健康管理はもちろん、出産時にはしっかりサポートしてあげなきゃいけません。

 

特に、初めての出産の場合はトラブルが起こることもあるので、獣医さんと連携しながら慎重に対応します。

 

子猫の育成

 

生まれたばかりの子猫は、とってもデリケート。
母猫の母乳をちゃんと飲めているか、体重は増えているか、病気になっていないかを毎日チェックしながら育てます。

 

生後2ヶ月くらいまでは、特に気をつけないといけない時期です。

 

社会化トレーニング

 

子猫はただ健康に育てばいいってわけじゃなくて、人間やほかの猫と上手に付き合えるようにすることも大切。

 

小さいうちから人間に慣れさせたり、色んな音や環境に触れさせたりして、ストレスを感じにくい猫に育てます。

 

新しい飼い主さん探し

子猫が生後2〜3ヶ月くらいになったら、いよいよ新しい家族を探します。

 

良い飼い主さんに巡り会えるように、しっかりと面談をしたり、猫の性格に合った家庭を見極めたりするのもブリーダーの大事な仕事です。

 

キャットブリーダーになるには?

「じゃあ、どうやったらキャットブリーダーになれるの?」って思いますよね。

 

実は、特別な資格は必要ないんですが、きちんとした知識と準備がないと続けるのは難しいんです。

 

猫の知識を身につける

遺伝学、栄養学、病気の知識、しつけの方法など、猫に関することを幅広く学ぶことが大切。独学だけじゃなくて、経験豊富なブリーダーさんのもとで学ぶのもいい方法です。

 

飼育環境を整える

繁殖をするためには、母猫や子猫が快適に過ごせる清潔で広いスペースが必要です。普通の家庭の一部屋では足りないこともあるので、環境づくりはしっかり考えないといけません。

 

法律やルールを守る

日本では、ブリーダーを仕事としてやる場合、「第一種動物取扱業」の登録が必要です。
自治体によって細かいルールが違うので、しっかり確認しましょう。

 

キャットブリーダーの問題点

ブリーダーには素晴らしい人もたくさんいますが、残念ながら問題を抱えた人たちもいます。
その代表的なのが、**「パピーミル・キティミル」**と呼ばれる悪質な繁殖業者。

 

・利益優先で猫を大量に繁殖させる
・遺伝病のリスクを無視して交配を繰り返す
・劣悪な環境で猫を飼育する

 

こういうブリーダーから猫を買うと、病気がちだったり、極端に怖がりだったりすることが多くなります。

 

だから、子猫を迎えるときは、しっかりとしたブリーダーから譲ってもらうのが大切なんです。

 

キャットブリーダーの未来

最近は、ペットショップではなく、直接ブリーダーから子猫を迎える人も増えています。

 

これはすごく良い傾向で、ちゃんとしたブリーダーから迎えれば、健康で人懐っこい猫と一緒に暮らせる可能性が高くなるんです。

 

また、保護猫を迎える選択肢も広がってきています。

 

純血種の猫も素敵ですが、保護猫を迎えて命を救うという選択も、これからはもっと増えていくかもしれませんね。

 

まとめ

 

キャットブリーダーは、猫が好きな人にとっては夢のような仕事に思えるかもしれません。

 

でも、実際はすごく責任が重く、知識や経験が必要な仕事でもあります。

 

・猫の健康や性格を考えた繁殖をする
・妊娠・出産のサポートをする
・子猫の社会化をしっかり進める
・新しい飼い主さんに安心して譲れるようにする

 

こうしたことをきちんと考えながら、猫の幸せを第一にしたブリーディングをすることが、本当に良いブリーダーの条件です。

 

もし「キャットブリーダーになりたい!」と思ったら、まずは猫についてたくさん勉強して、愛情を持って接することから始めてみてくださいね!

 

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