イヌやネコ、小鳥も可愛いですが気になるのがその「ニオイ」。
耳の長いイヌの場合、一週間以上シャンプーしないと耳の中は強烈なニオイがしてびっくりですよね。
動物だから多少の臭さは仕方ないですが、少なくとも猫には犬のような強烈なアンモニア臭はありません。
猫が臭くない理由
グルーミングの長さ
猫は単独で狩りをする動物。
待ち伏せ型の狩りをするので、その時に自分の匂いに感づかれたら獲物に逃げられてしまいますよね。
だから猫はしょっちゅうグルーミング(毛づくろい)して、自分の匂いを消しているんです。
お日様が好き
猫は夏でも日向ぼっこするほど大の「おひさま好き」。
日の当たるところを求めて移動しながらお昼寝します。
天日干しの効果と言いますか、猫も太陽の光を浴びてニオイの原因である皮膚の細菌やカビを殺菌しているというわけ。
猫が「干したばかりの布団の匂いに煮ている」というのもうなずけますね。
肉球の匂い
愛猫の肉球、プニプニして触りた~い感触なんですが、その匂いも独特。
香ばしい香りがするという人もいますよね。
ある研究者が「ポップコーン」と「猫の肉球」の香り分析をしたところ、香ばしさ・脂っぽさ・甘さ・粉っぽさ・塩っぽさの5つの点で非常に似通っていることがわかりました。
もちろん猫にも個体差があるので、すべての猫の肉球が同じ匂いではないんですが、少なくとも多くの人に好まれるニオイだと言えそうですね。
オスとメスではグルーミングの時間が違う
一般的にメスは子供を守るために極力、自分の匂いを消す必要があるんですね。
メス猫を飼ったことのある人なら、彼女が長い時間をかけてグルーミングしているのを見たことがあると思います。
一方、オス猫は自分のテリトリーを守る必要があるので、長時間グルーミングすることはないといわれています。
もっともこれも個体差があるので、熱心に毛づくろいする男の仔もいますけどね。
まとめ
猫を飼ったことのある人ならだれでも嗅いだことのある猫の匂い。
猫の「安寧(あんねい)ホルモン」にはストレスを緩和させる働きがありますが、これは猫同士にしかわからない匂いなので、このホルモンによって人が癒されるということではないようです。
猫によってニオイは違えど、愛猫のモフモフの毛並みに顔を付けて匂いを嗅ぐと、あの何とも言えないやさしいニオイに癒されるのは確かです♪