Release: 2021/10/15 Update: 2021/10/17
猫の病気:ワクチンで予防しましょ♪
生まれたばかりの仔猫は、母親の母乳からもらった「免疫」があります。
それが生後6ヶ月頃になると切れてきますので、切れる前にワクチン接種で抗体を作る必要があるんですね。
では、どんな病気をワクチン接種で抑えられるのか、軽症化できるのかをご紹介しますね。
以下、【「はじめてネコBOOK」 主婦の友社】より引用。

アレン寝ながらにらむ

ワクチンで予防できる病気

次に紹介するのは、ワクチンで予防効果をあげることができる病気の種類です。

猫ウィルス性鼻気管炎

〈感染経路〉
猫ウィルス性鼻気管炎の猫のくしゃみや唾液を吸い込む経気道感染。
〈症状〉
くしゃみ、せき、目やに、発熱などの風邪のような症状ができます。
鼻炎、結膜炎、咽頭炎、気管支炎などが主ですが、肺炎に移行することもあります。
食欲が落ちて全く食べ亡くなったり、急激に衰弱したり、脱水症状を起こして、最悪、死に至ることもあります。
感染した猫は、ウィルスが体内に潜伏して、抵抗力が衰えたときに発症することもあります。
〈治療〉
栄養や水分の補給を行い、症状をやわらげる対症療法のほか、ほかの病気の感染を防ぐための抗生剤を投与したり、ウィルスへの抵抗力をつけたりするためのインターフェロンの注射などをおこないます。
治療を途中でやめると、慢性鼻炎や結膜炎になる恐れがあるので、完治するまで治療を続けることが大切です。
特別な治療がなく対症療法を行うのは、ほかのウィルス感染症も同様です。
根本治療がないからこそ、病気にかからないように予防を徹底することが重要なんですね。
対症療法:病気の原因を取り除くのではなく、病気で起きている症状を和らげたりなくしたりする療法。
根本治療ではないので、病気が完治することはない。

猫カリシウィルス感染症(1種類)

〈感染経路〉
猫カリシウィルスに感染した猫の分泌物を経口または経鼻的に吸入することによる感染で、伝染力が非常に強い病気。
〈症状〉
主に猫ウィルス性鼻気管炎と似た症状や、風邪のような症状が出る。
舌や口内に潰瘍ができることが一般的です。
関節炎や肺炎になることもあり、肺炎になると呼吸困難や動けなくなり、命を落とすこともあります。
〈治療〉
ほかの感染症と同様、抗生物質やインターフェロンによる治療が行われます。
口の中に潰瘍ができて食事がとれない猫には、栄養剤の点滴などを行います。

猫汎白血球減少症

〈感染経路〉
猫汎白血球減少症に感染した猫の排泄物の経口感染
〈症状〉
食欲不振・発熱・下痢・脱水症状・嘔吐・血便・衰弱・白血球減少などが起こります。
急激な進行と高い致死率が特徴です。
進行すると嘔吐や下痢が激しくなり、元気も食欲もなくなります。
体力のない仔猫に発症することが多く、一日で死に至ることもある恐ろしい病気です。
〈治療〉
ほかの感染症と同様、抗生物質やインターフェロンによる治療が行われます。
仔猫では特に致死率が高く、早期の治療が必要です。

以上の「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症(1種類)」「猫汎白血球減少症」の3つの病気を予防するのが「3種混合ワクチン」です。

猫白血病ウィルス感染症

〈感染経路〉
猫白血病ウィルスに感染した猫の唾液、血液を介して感染します。
食器・母乳などからも感染することがあります。
〈症状〉
感染すると食欲不振や発熱などの症状がみられます。
また、まぶたや唇などが白っぽくなっていれば、貧血が疑われます。
リンパ腫や白血病といったガンを引き起こすこともあります。
〈治療〉
感染した仔猫に近づけない、外に出さないなど、予防が最も大事です。
リンパ腫では抗がん剤などを使った治療もおこなわれています。
「3種混合ワクチン」に「猫白血病ウィルス感染症」を加えたものが「4種混合ワクチン」です。

クラミジア感染症

〈感染経路〉
猫クラミジアに感染した猫の鼻水・唾液・尿の飛沫や弁の接触による感染。
〈症状〉
粘り気のある目やにが出る結膜炎をおこします。
感染して3~10日後、最初は片方の眼に炎症を起こし、その後、鼻水、くしゃみ、せきなど、風邪のような症状も出ます。
進行すると気管支炎や肺炎などを併発し、悪化すると死亡することもあります。
母猫がこの病気に感染していると、仔猫が眼炎、肺炎などを起こし、生後数日で死亡することもあります。
〈治療〉
有効な抗菌薬があるので、点眼や点鼻薬を投与するか、服用します。
再発や体内にクラミジアが残ることを防ぐため、抗菌薬は症状が消えてからも2週間以上の投与を続けることが必要になります。

猫免疫不全ウィルス感染症

〈感染経路〉
いわゆる「猫エイズ」です。
猫免疫不全ウィルス感染症に感染した猫の唾液を介して、主に猫同士の喧嘩による噛み傷で感染します。
交尾時にメスの膣粘膜に接触すすことでも感染します。
〈症状〉
感染後、約1ヶ月で発熱し、リンパ腺が腫れたりしますがほとんどは数週間で回復します。
そのt目、感染に気付かないこともあり、そのまま発症しないで一生を終える猫も多いです。
しかし年齢を重ねて抵抗力が落ちると発症する猫もいるのが事実です。
発症すると、免疫不全状態に陥り、口内炎・鼻炎・結膜炎などを起こし、やがて体重減少・嘔吐・下痢などで痩せてきます。
こうした症状を繰り返すうちに悪化していき、最期は肺炎やガンなど様々な症状が起こり、死に至ります。
〈治療〉
早期発見ができれば、体力をつけさせ免疫力の低下を防ぐなど発症を先延ばしする手立てを講じることもできます。
しかし、発症してしまった場合はほかの感染症と同様、「対処療法」が行われます。

アレン予防接種の図

混合ワクチンの種類

3種混合ワクチン 「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症(1種類)」「猫汎白血球減少症」
4種混合ワクチン 「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症(1種類)」「猫汎白血球減少症」「猫白血病ウィルス感染症」
5種混合ワクチン 「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症(1種類)」「猫汎白血球減少症」「猫白血病ウィルス感染症」「クラミジア感染症ワクチン」「猫カリシウィルス感染症(2種類)ワクチン」
7種混合ワクチン 「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症(1種類)」「猫汎白血球減少症」「猫白血病ウィルス感染症」「クラミジア感染症ワクチン」「猫カリシウィルス感染症(2種類)ワクチン」
単独ワクチン 「猫免疫不全ウィルス感染症」と「猫白血病ウィルス感染症(4~7種混合にも含まれる)」

ワクチン接種で気を付けること

体調管理

接種前に体調のチェックを。体調不良の場合は接種不可です。
接種後に熱が出るなどの副反応が起きることもあるので、様子をみます。
妊娠しているときに予防接種はできません。
接種が終わったらその日は安静にし、接種後2~3日は激しい運動やシャンプーは避けます。

証明書の発行

接種後、病院に証明書(シールなど)を発行してもらうと、ペットホテルなどに預けるときに便利です。
以上、【「はじめてネコBOOK」 主婦の友社】より抜粋。

まとめ

猫を飼ったら必ず、獣医さんの受診と毎年のワクチン接種は必須です。
重い病気にかかって命を落とさないためにも、また普段から体調管理をして、異常があったら動物病院に行く習慣があればそれだけ猫は健康で長生きできるんですね!
また、いざと言いうときのためにも「猫の保険」に加入するのもいい方法です。
猫の保険はペットショップで進められるものもありますが、保険料や適用される病気なども保険会社によって違いがあるので一度ご自身で調べることも大切ですね。

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