若い男性の一人暮らしで「猫を飼いたい!」と思っている方へ。
もちろん、男の一人暮らしでも猫を飼えます!
目次
まず、心しておいたほうがいいこと
確かに犬より猫のほうが飼いやすいとは思うんですが、離乳前の赤ちゃん猫を引き取ってしまうと一日中、ミルクやトイレのお世話をしなければならないので、仕事をしている一人暮らしの方では育てきれません。
家に誰かがいて、お世話してくれるとしても、あまりにも小さい赤ちゃん猫を育てるのは大変ですし、早すぎる時期に母猫から引き離してしまうと「猫の社会性」も育たなくなります。7
猫をもらい受けるなら生後3ヶ月を過ぎたくらいの仔猫~成猫を飼うようにしましょう。
もちろん、保護猫活動をしている方から子供の猫や大人の猫をもらい受けるという選択肢もありますし、仔猫でなければ人に懐かないなんてことはないんですよ。
イヌよりネコが飼いやすい理由
イヌよりネコのほうが飼いやすいって知ってました?
まず思い浮かぶのは「猫には朝晩の散歩が必要ない」ということ。
晴れの日も雨の日も雪の日も、犬は毎日のお散歩が日課になっていますが、猫ちゃんは家の中にいても犬のようにストレスが溜まらないため、外のお散歩は基本、必要ないんですね。
家の中に上下運動ができる場所さえあれば、運動不足になることもありません。
余力があったらキャットタワーの設置をおすすめしますが、家にある家具を階段状にして猫が上り下りできる空間があるだけでも大丈夫!
トイレのしつけをしなくていい
何故かというと、理由は色々あるんですけどね、まず「トイレの始末がいい」ということ。
猫は生まれると母猫が肛門を舐めて排せつを促すんですが、自分でトイレができる月齢(生後1ヶ月以内)になると、母猫が仔猫にトイレのしつけをしてくれるから。
犬は基本、垂れ流しというか、その時の気分であちこちに用を足してしまいますが、猫は決まった場所でしかトイレしません。
だから、猫用のトイレを用意しておけば、あちこち汚すことがないんです。
一泊くらいの旅行なら猫はお留守番できる
猫は生後1年ほどで、ほぼ大人。
カリカリごはんと水、トイレを用意しておけば飼い主さんは1泊くらいの旅行にも行けます。
その間、猫はお昼寝したり一人遊びしたりご飯を食べたりしてお留守番ができるんです。
飼い猫にするなら、これは必要
去勢・避妊手術
でも、オス猫の場合、「スプレー行動」といって、縄張りを主張するために家のあちこちにおしっこを掛けることがあるんですよ。
ですから、オス猫を飼った場合、繁殖しないのなら生後半年くらいで「去勢手術」をしてもらったほうがいいんですね。
もちろん、全身麻酔ですし簡単な手術なので、オス猫なら当日帰宅が可能です。(メス猫の場合は大事をとって一泊の入院をさせる病院が多いみたいですけどね)
もしかして、「去勢なんてかわいそう」とか思ってます?
確かにね、繁殖させたくないだけで手術は残酷と思うかもしれませんね~。
でも、人と一緒に暮らす猫のことを考えてみてくださいな。
オス猫はスプレーを、メス猫はシーズン(繁殖期)が来ると1週間以上、ものすごい声で鳴き続けるんですよね。
野中の一軒家(のなかのいっけんや)でもない限り、1週間以上続くメス猫のシーズンの声に黙って耐えられる人っているでしょうか?
飼っている部屋での猫のおしっこの匂いに耐えられますか?
スプレー行動やシーズン期の鳴き声をあげるたびに、猫を叱りますか?
怒鳴ったり、叩いたりするのでしょうか。
出来ませんよね!
それに、叱ったところで彼らの「本能」を止めることは誰にもできないんですよ。
ずっと、猫が天命を全うするまで一緒に暮らしたいなら、猫の本能を取り除くしかないんです、可哀そうに思えるかもしれませんが。
猫を叩いちゃダメな理由
猫がいたずらしたり粗相したり、夜中に走り回ったりしたときに叩いてしつける人がいますが、これNGですよ~。
なぜかって、それらの行動はネコの本能によるもので、猫はなぜ叩かれたかわからないから。
叩くことで猫は飼い主を警戒するようになります。
飼い主が見ていないところで、困った行動をするようになります。
触られて困るものはクローゼットに隠す、入られちゃいけない部屋はしっかりドアを閉めておくなど、最初から触られないようにすることが大事。
あまりないことですが、もしもトイレを失敗しちゃったときも失敗を叱るより、そのまま猫を抱えてトイレに持って行き、上手にできたことを褒めてあげると次からは上手にトイレをするようになります。
その他にも、よくできたことを褒めてあげると失敗も少なくなるし、飼い主さんとの信頼関係もバッチリ築けるってもんです!
去勢や避妊手術のメリットとは?
言い訳に聞こえるかもしれませんが、去勢や避妊手術をするメリットもあるんです。
オスのスプレー行動が無くなるということは、メス猫を追い回すことが無くなるわけですし、どうせ交尾できないなら、性欲が抑えれたほうがストレスが溜まりません。
メス猫のシーズンもしかり。
どうせ交尾して子供を産めないなら、シーズン期に無理な我慢をさせる必要がなくなるし、乳がんや子宮がんなどを予防することもできるんですね。
まとめ
このように、「ちょっとした気遣いとお世話」で猫は一人暮らしの方でも割と容易に飼育することができるんです。
大事なのは、一旦飼い始めたら途中で育児放棄しないことです。
それと、確かに猫を飼うのはさほど難しいことではないんですが、エサ代、トイレ、キャリー、おもちゃなどのほかに医療費もかかるということをお忘れなく。
完全室内飼いの猫ちゃんでも、年に一回の献身とワクチン接種(5歳以上では3年に1回くらいの割合)が必要ということです。
小さくても命です。
きちんとお世話して、楽しいペットライフを満喫してくださいね!
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