Release: 2022/01/08 Update: 2022/01/08
眼の色が気に入らないだと?
世の中には多くの「保護猫の里親探し」の団体がありますよね。
そこには多くの「里親候補」の方々が見学に来られます。
どういう猫ちゃんがいるのかを想像しながら来訪されるわけですが、中には「目の色が好みじゃない」とか「毛の色が違う」とか「尻尾が短い」など、猫の外見にこだわりを持つ方もいらっしゃるようです。
保護猫を幸せにしたい!という目的でない方は、保護猫の中から好みの仔を選ぶのは難しいかもしれませんね

オッドアイ

理想の猫ちゃんを手に入れるには

基本的に自分の好みの猫ちゃんが欲しいのなら、純血種のブリーダーさんかペットショップを訪れたほうがいいのかと思いますね。
私は個人的にペットショップではなく、信頼できるブリーダーさんから購入するほうが安心だと思いますが。
純血種であればブルーアイズの仔、尻尾が長くて細身の仔、真っ白い長毛種の仔など、自分の好みの猫種がたくさんいますから。
ペットショップなども常に数等の猫ちゃんを「展示」しているので、その中から好みの仔を選べばいいんですよ。

うまれまちた~

保護猫活動とは

でも保護猫活動をしている方々からすると、これはとんでもないことのようですね。
というのは、そもそも保護猫活動の目的が違うからなんです。
保護猫活動家にとっては、猫がこれから先、寿命を全うするまで大切に育ててくれるのかということが一番重要なことになるからです。
当然、保護された猫の容姿は様々。
目の色、毛の色、尻尾や毛の長さなど実に色々な外見の猫ちゃんたちが保護されています。
里親候補の方々に、大まかな猫の特徴を伝えますが、目的は保護された猫が新しい飼い主のもとで幸せに暮らせるようにすることです。
人や人の生活環境に慣らしておく、病気が怪我があれば完治させるなどの準備をするまでが、彼らの使命ということになります。
※病気によっては完治せず、一生その病気に付き合いながら暮らすこともあります。

猫と飼い主の相性

もちろん、心身の健康状態とは別に、新しい飼い主さんとの相性も問題になります。
トライアル期間と言って1~2週間、お試しで一緒に暮らしてみて、その仔の性格が新しい飼い主さんに合うかどうかを見るための方法なんですが、この時に自分が思っていたような性格ではないときは、残念ながら「破談」ということになります。
例えば、高齢者が猫を迎えることを考えると、できるだけ落ち着いた猫がいいでしょうし、体力もあり、時間に余裕のある方なら活発な猫ちゃんが好みかもしれません。
トライアル期間はそういうふうに猫と新しい飼い主の相性を確かめるためにも必要な手段といえます。

ミーシャ朝の光の中で

我が家の猫たち

三毛猫のミーシャ

私が初めて猫を飼ったのは20年以上前のことです。
真夏の夜、遊びに来ていた弟夫婦を見送った後、家の周りをフラフラしながら歩いている三毛猫を見つけたんですね。
やせっぽっちでお腹がすいているようなので、家に連れ帰ろうと抱っこしても全く抵抗せずに大人しくしているので、その瞬間、「この猫を飼おう」と思ったんですよ。
実際に猫を飼ったことはなかったのですが、一度エサをあげたら最後まで面倒見なければ可哀そうだし無責任だということは聞いて知っていたので、覚悟を決めたんですね。
この時、猫が暴れたり引っ掻いたりしたらその場でサヨナラだったかもしれません。
ミーシャと名付けられたその仔猫がラッキーだったのは「三毛」だということもありました。
家の中で猫を飼うことに反対だった父が三毛猫が好きだったのです。
その翌日から「ねこの飼い方」の本を買ってきて色々と勉強しまして、必要なものを飼い、獣医さんに連れていき、予防接種やノミ退治、避妊手術もして、亡くなるまで17年間一緒に暮らしました。

ねぇねぇ

アメショーブラザーズ

結婚して新居に移ってから、主人の念願だったアメショーを迎え入れることになりました。
実はペットショップで「猫を買う」ことはしたくなかったんですね、主人も私も。
純血種を飼うなら信頼できるブリーダーさんから、と決めていたんです。
アレンはいわくつきというか、事情があって生後8ヶ月まで売れ残っていた仔で、本当ならキャットショーに出せる血統の男の仔だったのですが、生後3ヶ月くらいのときに猫を見に来た親子に断られちゃったんです。
小学生の女の子がアレンを見て「顔が怖い」と言ったらしいです。
その子にとってアメショーは真ん丸な顔と真ん丸な目の、よくCMに出てくるような風貌の仔がお好みだったらしいです。
アレンは性格は人懐っこいのですが、ちょっと釣り目のアーモンドアイなので怖く見えたんでしょうね。
アレンを引き取ってからアレンの遊び相手にと思って、やっぱり売れ残っていた兄弟猫レオンも2ヶ月後に我が家にやってきました。
この仔はアレンとは全然似ていなくて、ちょっとブサ可愛いという言葉がピッタリの容姿ですが、性格がいいのでアレン同様にかわいがられています。
そんなわけで我が家には17歳で亡くなった三毛猫でイエローの瞳のミーシャ、ブリーダーさん宅で売れ残ってましたが、今も元気なグリーンの瞳のアレン、ちょっとブサ可愛いイエローの瞳のレオンをお迎えしたんですね。

まとめ

猫を飼う理由や生活環境は人それぞれです。
大の猫好きで、容姿なんか全然気にならない人、どうしても保護猫を迎え入れたい人、好きな猫種があって手に入れたい人など・・・
でも、猫好きさんなら多分、どんな猫ちゃんでも最期の時までかわいがってくれると思うんですね。
実際、和猫でも洋猫でも捨て猫でも純血種でもネコってホントにかわいい生き物だから。
あなたのうちの猫ちゃんもきっと家族から「世界一かわいい」と思われているのでは?

Leon



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