Release: 2022/01/09 Update: 2022/01/23
ペットロス ~猫の色、柄にこだわるワケとは!?~
最愛の猫との別れ、これは必ずやってきます。
猫を飼っている人の宿命が「愛猫を看取る」「愛猫と別れの時が来る」ということ。
どんなに長生きしてくれても、愛猫のほうが先に旅立ってしまいますよね。
その時にペットロスになるのは当然のことですが、その立ち直り方について私の経験をもとにお話ししようと思います。
今、ペットロス症候群で悩んでいる方の慰めになれば幸いです。

ペットロスに陥ったときのこと

いつかは別れの時がくる、そうわかってはいてもいざ、猫が亡くなると家族を失ったような悲しみに襲われます。
初めて飼った猫、長年連れ添った猫、思い入れのある猫を亡くしたときは誰でもペットロスになります。
猫を飼っている人の宿命とはいえ、猫を看取ったときはその人にとって大きなダメージになります。
私もそうでしたが、愛猫ミーシャが17歳で亡くなってからひと月ほどは食欲もなく、ミーシャの写真や使っていたものを見るたびに涙がでました。
ペットロスにならないように覚悟していたつもりでしたが、感情は思い通りになりませんでした。
その間に強く思ったことは「ミーシャそっくりの仔が現れてくれないかな」という願望でした。
ミーシャにそっくりな三毛猫、イエローの目、やんちゃでわがままなお姫様みたいな猫が来てくれないかな?と本気で願っていました。
よく、保護猫譲渡会で猫の目や毛の色、柄にこだわる人にはこういう理由もあるんですよね。
死んだ愛猫の生まれ変わりを信じて待ち続ける人もいるので、その気持ちはよ~くわかります。

亡くなった猫は虹の橋を渡る

虹の橋

そっくりな猫を迎え入れる方法とは?

世の中には飼い主を待っている保護猫やブリーダーさんの所で生まれた猫がたくさんいますね。
でも、自分が飼っていた猫とそっくりな猫と出会うのは稀(まれ)です。
それでも、猫が生まれ変わって会いに来てくれると強く念じていると、ある日突然、よく似た猫にであるというのはよく聞く話です。
ものの本によると愛猫がなくなってから2年以内にこのチャンスがあり、生まれ変わって飼い主さんに会いに来てくれるのだとか。
もちろんこの話には何の根拠もありません。
でも、それほど強く思い続けると願いが叶うことがあるという話です。

ペットロスを乗り越えるには

泣けるだけ、泣く

猫ちゃんが死んでしまうと、段々と体が冷たくなり固まってきます。
それで、あぁ本当に死んじゃったんだ、と実感することになります。
もう、この時は何時間でも何日でも泣き続けて心を解放したほうがいいです。
無理に泣くのを抑えると、いつまでも苦しみが心の底に残って立ち直れません。
よく「涙が枯れるまで」という言い方をしますが、本当に数日経つと涙が枯れるので、それまでは思う存分泣いてしまいましょう。

とことん、苦しんで後悔する

一緒に暮らした猫ちゃんが亡くなってしまうとしばらくは悲しみが癒えずに、後悔が残る人がいます。
「もっと出来ることがあったのではないか」「もっと一緒に遊んであげればよかった」「もっと病気が治癒する方法を調べればよかった」などなど、自分を責める時期があります。
こういう時期があるのは当然で、むしろこの考え方を否定することはないんですよ。
気が済むまで自分を責めて後悔の念に駆られる時期は、悲しみを癒やすためには必要なことです。
この状態はやっぱり時間が解決してくれます。
どんなに悲しんでも苦しんでも人間は時間が経てばお腹もすくし、眠くもなる。
バラエティー番組を見て笑ってしまうこともある。
悲しみは永遠に続かないんです。

愛猫が亡くなってしばらくは悲しい気持ちしか沸いてきませんが、その状態を受け入れることが大事です。
それでも時間が経つにつれてその悲しみが徐々に薄れていくんですよね。

それまでは自分の悲しい気持ちにフタをしないで、とことん悲しんでください。

愛猫に感謝する

悲しんで後悔して苦しんだあと、ふとその気持ちが和らぐ時が来ます。
そうしたら愛猫に思い切り感謝してください。
あれこれしてあげられなかったことを数え上げるより、一緒にいてくれたこと、楽しい思いをさせてくれたこと、いたずらの数々で笑わせてくれたことなど、愛猫と過ごして幸せだったことを思い出して、感謝しましょう。
大丈夫、これだけ愛されてたんですもの、猫ちゃんはきっと幸せだったはず。
「長い間、一緒にいてくれてありがとう」そう思うだけで供養になりますよ!

誰かと気持ちを共有する

猫を亡くしたことのある友人や知人に自分の気持ちを聞いてもらうというのも、ペットロスを解消するのにいい方法です。
自分の悲しさを言葉にして聞いてもらうだけでも気持ちを開放することができるからですね。
猫を亡くしたことのある人なら、あなたの苦しい胸の内をきっとわかってくれます。
人に話して自分の悲しみを分かち合うことで、心が救われることもあるんです。

ほかの猫を迎える

愛猫を亡くしたばかりで、ほかの猫を迎え入れるなんて考えられないかもしれません。
でも思い切って、よく似た猫、色柄は違っても保護猫などの別の猫ちゃんを迎えるのもペットロスを軽減する方法です。
亡くなった猫ちゃんを思い続けて悲しんでいるより、「世話をしなければならない」存在が家にいるだけで気持ちに張りが出ますよ!
いなくなった猫ちゃんを忘れるのではなく、いつまでも覚えていれば、ほかの猫ちゃんを迎え入れてもきっと許してくれると思います。

やらないほうがいいこと

最愛の猫を亡くして、その面影を慕うあまり「はく製」にする人がいるようですが、これはやめておいたほうがいいです。
作った当初は愛でたり撫でたりして心が慰められるのですが、段々と「動かない置物」であることで、却って悲しみを強くするからです。
折角、高いお金をかけてはく製を作っても、結局置いておくのが辛くて返却してしまうのだとか。
返されたほうも、保存に困りますよね・・・
愛猫を思い出すのは遺影や思い出の写真、お気に入りのおもちゃくらいにしたほうがいいようですね。

猫の遺影 完成

まとめ

私の愛猫は亡くなって6年経ちますが、まだ生まれ変わって私に会いに来てくれません。
もしかすると、今の我が家の状況を見て、会いに来るのを遠慮しているのかも!?
でもいいんです、この世で会えなくてもきっと「虹の橋」で再開できるはずですから。
虹の橋というのは、亡くなった猫ちゃんたちが天国に行くときに通る橋のことだそうですよ。
橋の向こうにはきれいな花が咲き乱れた温暖な気候で、愛猫たちは遊びながら懐かしい飼い主さんが来るのを待っていてくれてるんです。
おとぎ話のようですが、私はひそかにこのお話を信じているんです。
いつか私が天に召されるとき、きっと虹の橋を渡って愛しい愛猫たちと再会できると確信しています。
愛する猫と別れた人はきっといつか、懐かしい猫ちゃんたちに出会えますよ!

AngelCat



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