Release: 2021/10/03 Update: 2022/02/23
猫のトイレと猫砂の選び方

猫のトイレと猫砂には実に様々な形があります。
猫ちゃんにとって使いやすいトイレ、匂いを抑える猫砂など、どれを選んだらいいのかをご紹介しますね。

 

「猫のトイレなんて、どれを選んでもおなじ」と思っていませんか?
猫の好みもありますので、安易に猫トイレを選んでしまうと、猫がそこで排せつしないという問題も起きるんですよ。

 

猫と一緒に暮らすうえで、トイレというのは非常に重要なアイテムです。
猫が使いやすくて、清潔に保てる猫トイレを選んであげてくださいね。

 

猫のトイレが必要なわけ

猫は決まったところでしか排せつしない動物です。
犬のように、部屋のあちこちにおしっこしたりしないんですよ。

 

それは、母猫がしっかり、トイレのしつけをしてくれるから。
トイレのしつけをされた猫を迎え入れれば、部屋のあちこちに排泄されるようなことはありません。

 

だから、猫にとって使いやすいトイレと猫砂を選ぶ必要があるんですね。

 

おうちに来た猫のトイレを準備する

猫がそれまで使っていた砂を少しもらってきて、新しい砂の上に巻いておくと、すぐにそこが自分のトイレだと認識します。

 

猫砂いろいろ

猫の砂といってもとても多くの種類の「砂」が販売されています。
匂いを吸収する砂、トイレに流せる砂が主流ですが、その材料は様々です。

 

・工業・建設用に使われる粘着性・吸水性・高い粘性のあるベントナイトといって粘土鉱物であるモンモリロナイトを主成分とする岩石から作られるもの

 

・豆腐を作るときに出る「おから」から作られるもの、から作られるもの、木くずから作られるもの

 

その他にもトイレに流せるペーパー素材のものや、チップ(木くず)から作られるものなどがあります。

 

固まる猫砂・・・ベントナイト

ブリーダーさんやペットショップで多く使われているのは、吸水性の高いベントナイトを原料とした「固まる猫砂」ではないでしょうか。

 

値段も安く、猫がおしっこしたところが固まって、猫トイレ用のスコップで簡単に掬い取って捨てられるという便利なものです。
匂いも吸収することから、使いやすい砂と言えます。

 

粒も小さく、本物の砂に煮ているので多くの猫がこのベントナイトの砂にはすぐなれるようです。
ただ、ベントナイトの砂はトイレに流せないので、燃えるゴミとして廃棄する必要があります。

 

トイレに流せる砂・・・ペーパー素材

おしっこの臭いを吸収し、適度に固めてくれてトイレに流すことができます。
色もベントナイトに比べてホワイトとかブルーなどがあり、見た目にもきれいです。

 

軽くて女性や高齢者、子供でも持ち運びがラクなんですね。
ただ、ベントナイトに比べるとおしっこの固まり具合は若干、劣ります。

 

猫すな1

 

トイレに流せる砂・・・おから素材

実はうちではこのタイプを使っています。
最初はベントナイトの固まる猫砂を使っていたのですが、排泄物を燃えるゴミに出さなくてはならない手間を考えて、このおからの砂に徐々に変えていったのです。

 

おしっこしたところがしっかり固まるトイレに流しても詰まらない香りがいいので、かれこれ10年以上も使い続けているんですよ。

 

香りは青リンゴの香り、ピーチの香りの2種類があり、色はそれぞれ薄いグリーンと薄いピンクできれいです。
私も猫も青リンゴがお気に入りなので、「トフカスリー」という名の猫砂を常用してます。

 

ベントナイトの猫砂からこの青リンゴの猫砂に取り換えるまでは、ベントナイトの猫砂に少量の青リンゴの砂をまぜて、徐々に青リンゴの砂の量を増やしていきます。

 

いきなり全部を新しい砂に取り換えても猫は、自分のトイレと認識せず、排せつしてくれません。
トイレを我慢したり、トイレの外で排せつしちゃったりします。

 

完全に青リンゴの砂に変わるまでは、トイレに流せないので「燃えるゴミ」として廃棄する必要があります。
間違ってもベントナイトの砂をトイレに流さないようにしましょう。
トイレが詰まってしまいます。

 

おがくずのタイプ

木を細かく砕いて乾燥させたものを圧縮して作ったものです。
おしっこや水がかかるとほろほろふやけて、粉上になります。

 

実はこのように水に濡れるとふやけるタイプの猫砂を使うには、それに合った猫トイレを使う必要があるんです。

 

システムトイレ」と言って猫砂の底の部分が「すのこ」状になっていて、その下に「受けトレー」がついているもの。

 

トレーに新聞紙などを敷いておくと、ホロホロにふやけて細かくなった猫砂(おしっこを含んだもの)が下のトレーに落ちるので、新聞仕事すてるのです。
うんちのばあいはそのままとって、トイレに流します。

 

ただ、木くずが一緒にくっついていることがあるので、トイレに流すのはお勧めできません。

 

猫のトイレの選び方

猫のトイレにもいろいろな形や機能がありますので、ご説明しますね。

 

猫トイレ2大きさ

 

トイレの大きさ

猫ちゃんがトイレに入って方向転換しやすいように体長(首の根元から尻尾の付け根まで)の約1.5倍が必要です。

 

小さすぎるとおしっこやうんちが外にはみ出てしまうことがあります。

 

トイレの入り口

猫が出入りしやすいように低めに設定してあるものがいいでしょう。
ただ、トイレの高さが15cm以下なら赤ちゃん猫出ない限り、出入りがラクにできると思います。

 

トイレがオープン(蓋がない)タイプ

排せつしたことがすぐにわかるので、ふたが付いていないタイプのものがいいと思います。
昼間、猫だけでお留守番させることが多い場合はにおいが周りに漏れないように、ふた付きタイプを使うのもいいですね。

 

カバー付きシステムトイレ②

 

深さのあるもの

トイレの高さが10cm以上あるものなら、猫砂もたっぷり入るので猫も使いやすいようです。

 

トイレの数

猫には1匹に1つのトイレが必要ですが、いつでもきれいなトイレを使えるようにできれば頭数+1個の数が必要です。

2匹飼っているなら3個が理想。

 

猫は自分の排泄物の臭いと違ったりトイレが汚れていると、トイレを我慢してしまうことがあるからです。
多頭飼いの場合は頭数プラス1個があると安心ですね。

 

トイレの場所

猫が落ち着いて排せつできるように、暗くて静かな場所に置くことがおすすめ。
ただし、人が滅多に通らないところ、入らない部屋だと、排せつしたことがすぐにわからないので例えばリビングの隅とか廊下の隅などに置くといいですね。

 

猫トイレ5

 

まとめ

猫を飼うときに猫トイレと猫砂は必需品です。
トイレの数はできれば、頭数プラス1個になるように配置しましょう。

 

こうすれば一つのトイレが汚れていても、別のトイレで用を足すことができて猫ちゃんも安心です。
猫が用を足したら出来るだけ早く処理してあげましょう。

 

ただ、おしっこが固まる砂の場合はすぐに取ろうとすると固まりきれていないことがあるので、気を付けてくださいね。

 

猫砂でおすすめなのが「トイレに流せるタイプ」のもの。
うんちした後、すぐにトイレに流せるので何と言っても便利です。
トイレに流せないタイプの砂はトイレつまりの原因になるので、絶対にやめましょうね。

 

アレン1

 



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