Release: 2021/12/11 Update: 2022/11/01
野良ねこ撲滅(ぼくめつ)運動を考える!
野良猫撲滅運動」って聞くとドキッとしますよね。
安心してください、撲滅といっても殺してしまうのではありませんので^^
「野良猫撲滅運動」と言い始めたのは実はThe Alfee(ジ・アルフィー)の坂崎幸之助さん
実は坂崎さんは知る人ぞ知る、大の猫好きさんなんですよね。
最初に坂崎さんが保護したメスの野良猫「きょうこ」ちゃんをきっかけに、野良猫保護運動を始めたんです。
ちなみになぜ、「きょうこ」ちゃんなのかを想像したんですが、彼がかつて小泉今日子ちゃんファンだったから!?と私は勝手に思ってます(笑)
坂崎さんがすごいところは、単に野良猫を拾ってきて保護しているだけではなく、20年以上前には地域の住民や獣医さんたちと「秘密結社」なるものを立ち上げて地域ぐるみで野良猫を減らす運動をしていることですね。

坂崎さんの野良猫撲滅運動とは?

坂崎幸之助さんの目標は「世の中から不幸な野良猫が1匹もいなくなること」。
そんな坂崎さんがどんな活動をしているのかをご紹介しましょう。

なぜ、野良猫撲滅運動と呼ぶか?

野良猫が減って、みんな家庭猫になれば幸せになれますよね!
坂崎さんの目標はそこです!
野良猫がいなくなれば幸せな猫が増える➡ 野良猫をなくす ➡ 野良猫を撲滅する ➡ 野良猫撲滅運動 というわけ。
決して、野良猫を捕まえて殺してしまえ!ということではありませんので、誤解のないように繰り返してお伝えしておきたいと思います。

ご近所さんとの連携

一人で野良猫を減らすのは数に限りがありますが、ご近状の住人や獣医さんと協力すれば1匹でも多くの野良猫を救うことができますよね。

具体的な撲滅作戦

地域に集まる猫たちに定期的にエサやりをしています。
実は皆さん、勘違いされているんですが、野良猫が増えるのはエサを与えるからではなく繁殖しているから
当たり前じゃないか!と思われる方、よ~く考えてみてくださいね。
猫にご飯をあげても避妊・去勢手術をすれば、その猫は子供を産みません
そこで、エサを食べに来た猫を中心にまず捕獲して動物病院に連れていき、避妊・去勢手術をします。
避妊・去勢手術をした猫は片耳の先をV字にカットしておきます。
V字カットしておけば、再度つかまって手術をされることがなくなりますもんね。
野良猫を減らすにはどうしたらいいのかを、地域の住人と一緒に考えることで、徐々に不幸な猫を減らすことにもなるんです。
次に手術した猫を再び、外に戻したり、そのままご自宅で保護猫として飼い、里親を探すことをしています。
はっきりとした数は公表されていませんが、坂崎さんのおうちにはかなりの数の猫ちゃんたちが同居しています。
もちろん、多頭飼育崩壊しないように数をセーブされているようですよ。

里親探し

猫ちゃんのエサやりや避妊・去勢手術だけでなく、保護した猫たちの譲渡を行っています。
今や全国各地にある保護猫譲渡会ですが、坂崎さんはかなり昔から野良猫ちゃんの里親を探して譲渡しています。
最近はなくなったようですが、アルフィーファンでこの活動を知って、直接坂崎さんから猫を譲り受けた、なんて話も聞きました。

まとめ

イエネコの平均寿命は16歳、野良猫の寿命は2~4年です。
野良猫は野生の猫ではありません
イエネコが住む家を失ったので、基本的に自力で生きてはいけないんです。
でもまだ「野良猫にエサをやるから増えるんだ」「野良猫は自分でエサを獲るから、エサをやる必要はない」という間違った考えを持つ方もいて、今後はそういう方にもどうしたら野良猫を減らすことができるのかを伝えるのが大切です。
有名人をはじめとして各地でこのように野良猫を減らす運動が広がったおかげで、昔に比べて確実に野良猫は減っています。
今後もこういう運動が広まって、不幸な猫を減らすことができればいいですよね!
参考図書は坂崎幸之助著:「ネコロジー」

野良猫たち



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