Release: 2022/01/12 Update: 2022/01/12
生活保護でも猫が飼える?
経済状況が悪化して、生活保護申請する方も増えているようですね。
そんな時、気になるのが「ペットを手放さなければならないか?」ということ。
生活保護者はペットを飼うことを許されないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
実は市の福祉課の方に伺ったところ、「生活保護費内でお世話できるならペットがいても問題ない」ということです。

生活保護の制度とは?

生活保護は「健康で文化的な最低限度の生活」を保障してくれる福祉制度です。
病気や高齢で働けない、持ち家や預貯金が底をついたなど、暮らしていけなくなった時のための救済処置なんですね。
また、「自立支援」を目指して何とか早く生活保護から脱却できるようにするという目的があります。

なぜペットがいてもいいの?

ペットとはいえ、現代では家族も同然に一緒に暮らしてきたわけですから、生活保護になったとたん、ペットと引き離されてしまうというのは生活のハリを失ったり、生きがいを亡くしてしまうことにもなりかねません。
むしろ、ペットと一緒にいることで精神的健康によいとされ、昔のように「ペットを飼うのは贅沢」という考えから「ペットがいることで精神状態が安定し、自立向上に有効である」と判断されるケースもあるんですね!
ですから、ペットがいるという理由だけで生活保護申請して却下されるということはありません

犬や猫の生活費は上乗せされないの?

生活保護費はあくまでも生活に困窮した「人」のための救済制度ですから、家族同然と言えども犬や猫のエサ代、医療費などは上乗せされません。
支給された生活保護費の中で、ペットの飼育費を賄わなければならないんですね。
つまり、生活保護費は「必要最低限度の生活」が出来ることを目的としているので、それができるのであればペットを飼っても問題ないというわけです。

指導されちゃう場合もあるの?

一緒に暮らしているペットでも、例えば大型犬であるとか、多頭飼いしている場合などはペットフードや医療費、去勢避妊手術代などが高額になりやすいので、ケースワーカーから指導されることがあります。

多頭飼いの猫たち

生活保護の条件は5つ!

生活保護を受給申請する前に、次の5つに当てはまるのか確認しておきましょう。
※以下、「生活保護の条件は5つ!生活保護費や受給前に確認したい申請の流れ」より抜粋。

収入の基準

収入が厚生労働省が決めている「最低生活費」の基準を下回っていることが条件となります。
生活していくのに十分なお金を得ることが不可能な方のための制度ですから、収入が少ない方でないと利用できません。

①年齢別に算出される、食費や被服費など個人的費用
②世帯人数で算出される、光熱費など世帯共通の費用
③家賃
④教育を受けるために必要な費用
⑤自宅介護にかかった介護費の平均が津樂
⑥診療などにかかった医療費の平均月額

病気やケガなどで働くことが困難な場合

生活保護は、家族全員がそれぞれの能力や財産をすべて使って、それでも生活できない場合に利用できる制度です。
心身ともに元気で働ける方は仕事を得るために尽力しなければなりません。
病気やケガも目に見えるものばかりでなく、精神的疾患(うつ病、パニック障害、高次脳機能障害など)で、就業が難しい場合、医師の診断書があれば生活保護受給の対象になることがあります。

土地や家屋に資産を有しないこと

生活保護を受給するより先に「利用し得る資産」を活用して生活の維持に努めなければならないので、売れるものは売って生活費に充てなければなりません。
資産には家・土地などの不動産、車・バイク、預貯金なども含まれますが、仕事で車を使っている場合や、駅まで長距離なのにバスなどの公共機関が無いため、車がないと生活できない場合などは手放さなくても生活保護を受給できることがあります。

親族から援助を受けられない場合

「扶養義務者からの扶助」は生活保護より優先して受けなければならないので、家族や親族などから十分な支援が受けられる方は生活保護の対象にはなりません。
つまり、直系血族である、両親・子供・祖父母・孫・兄弟姉妹や三親等内のおじ・おば・姪・甥などから扶助を受けられる方は、生活保護より優先して援助を受けなければならないということですね。
直系親族などがいても生活援助が受けられなかったり、最低生活費に満たないお金しか得られないときは、最低生活費に足りない分を生活保護費として受給できます。

まとめ

生活保護というと制限が多くて、「猫も飼えなくなる」と誤解している人もいらっしゃいますが決してそんなことはありません。
多頭飼いで飼育費や医療費が高額になって生活保護費だけで生活できなくなるような場合を除けば、一緒に暮らしていけます。
ただ、引っ越ししなければならなくなった時、引っ越し先がペット可であるかどうかの確認も必要ですよね。


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