交通事故に遭わないし、ケンカして怪我したり病気をうつされることもない、ご近所さんのお庭で悪さ(トイレ)しないなどのメリットを考えると、外飼いより断然、室内飼いが推奨されるんですね。
このサイトでは注意したいポイントと対処法についてご紹介します。
なぜ、家の中で怪我するの?
身体能力が高いことと、好奇心が旺盛なことで怪我しやすくなるのです。
キッチン
熱いものが入った鍋に触ったりひっくり返したりして、やけどをしてしまう。
キッチンではやけどやけがをする要素が揃っています。
猫をキッチンにいれないとか、危険なものはサッと洗ってしまっておくなどしたほうがいいですね。
キッチンに入れないためには?
「にゃんガード」といって、猫が入れないようにする仕切りがありますから、猫を入れたくない場所に利用するのもいい方法です。
引出し
また、押し入れに入ったのに気づかず、長時間閉じ込めてしまった!という話もよく聞きます。
対処方法
玄関や窓から脱走!
こんな経験をした方も多いのでは?
外の世界に興味があって飛び出した猫が戻って来ないというのは、よく聞く話です。
脱走させないためには?
そこで「キャットガード」を付けることをおすすめします。
床から天井までの高さがある格子状の扉のようなもので、複雑な工事も必要ないんですね!
これがあれば外から帰ってきた飼い主さんがドアを開けても、「喜んで走ってきた猫がそのまま脱走」なんてことにはなりませんよ。
網戸に網戸ロックを!
そんな時には「網戸ロック」をつけて簡単に開かないようにしましょう。
また、網戸も猫が引っ掻いたくらいでは破けないものもあるので、網戸をボロボロにされてしまうようなら思い切って付け替えましょう。
ドアに尻尾や足を挟まれた!
猫がそばにいるのに気づかず、飼い主さんが思い切りドアを閉めても猫ちゃんが挟まれてしまいます。
ドアの数だけドアストッパーを用意!
各ドアに取り付けておけば、風で勢いよく閉まったドアに猫ちゃんが挟まれることもなくなります。
猫が通れないくらい狭い幅でも、教えれば起用に、ちょっとだけ空いたドアを前足で開けて出入りすることもできます。
うちのアメショーたちには「閉じ込められ防止」のために、ドアストッパーで留めて、ちょっとだけ空いたドアの隙間に前足を入れて開けられるように特訓しましたが=^^=
キャットドアをつける
浴室で溺れた!
でも、お風呂の水を飲むのが好きな猫ちゃんが誤って落ちておぼれてしまうことがあるんです。
猫も泳げますが、お風呂の淵までたどり着いても高さがあって滑るし、登れずに力尽きてします…
そんな悲しい事故に遭わないように、できればお風呂の水は抜いておくのがベスト。
電気のコードやコンセント
ヘビに見立ててかじったりしていて感電してしまうこともあるし、猫の毛やほこりがコンセントに溜まると発火して家事の原因に。
コードボックスを使おう!
危険なコードをボックスの中に隠してしまえば、お部屋もすっきり片付いて一石二鳥です♪
スチール製のラックやケージの天板で捻挫!?
悪くすると捻挫したり骨折したりするので、スチールをむき出しにしておかず、上に座布団、アクリル板、マルチカバーなどを敷いておきましょう。
猫の足が格子の間に入らなければ大丈夫ですよ。
洗剤のパッケージを舐めた!
猫の舌はザラザラしているので、ビニール製のパッケージなんかは、舐めて穴をあけてしまうんですね。
ジェルを舐めた舌でグルーミングするので、被毛がカパカパになっていたんですね。
プラスチックケースなどに入れておく
糸や輪ゴムを食べちゃう
腸に入ると絡まって詰まってしまうことにもなりかねません。
こうなると開腹手術が必要になり、大事に。
ミシンをいたずらしてボビンケースから糸を取り出してしまう仔もいるので、糸や輪ゴムはこまめに片づけるようにしましょうね。
ゴミ箱はフタつきのものを
うちでも一度会ったのですが、お刺身の包んであったラップを飲み込もうとしたことがありました。
最悪、開腹手術が必要になります。
ゴミ箱の対処法
こんなことが無いようにゴミ箱はフタが付いていて簡単に開けられないタイプに替えましょうね。
カーテン
次の瞬間、ジャンプして爪を引っ掻けて上まで登ろうとするからです。
登って降りてこられるならいいのですが、引っかかった爪がとれて怪我をすることもあります。
カーテンの対処法
狭い場所や隅っこに罠が・・・
猫が誤って飲み込むと危険ですから、猫がきたらこれらは片づけておきましょう。
人間のように毒物を吐かせることは素人にはできないので、もしも間違って食べてしまったらすぐに動物病院へ!
観葉植物の中には猫に毒なものもある
以下、「いぬと暮らす、ねこと暮らす」より抜粋
ユリ科◆カサブランカ、テッポウユリ、ローズリリー、チューリップ、ヒヤシンスなど。
摂取すると腎臓への毒性から急性腎障害を引き起こし、死に至る場合があります。花瓶にさした水も花、花弁、花粉、葉、茎などどの部位でも少量摂取しただけで危険です。サトイモ科◆ポトス、カラジューム、ディフェンバキア、モンステラ。
葉や根茎にはシュウ酸カルシウムが結晶状態で多く含まれているため、猫が食べると口腔内にチクチクと刺さり炎症や疼痛を引き起こし、嘔吐することがあります。ドラセナ◆観葉植物として人気の幸福の木。
葉に強い毒性があり、口にすると嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺などを引き起こすことがあり、死に至る場合もあります。多肉植物◆アロエ、サボテンなど。
アロエの皮や葉にバーバロインという成分が含まれ、口にしてしまうと下痢や腎炎を引き起こす可能性があります。
サボテンのようにトゲがある植物は、触れたり、口にすることで手足や口内、口周りを傷付けてしまうことがあります。その他◆ガーデニングで見かけるアジサイ、ヒヤシンス、キスゲ、ヒガンバナ、朝顔、キク、パンジー、ツツジなど。
アジサイの葉を食べると、嘔吐・沈鬱・元気消失・呼吸困難・チック症、朝顔の種子には幻覚を引き起こす成分、ツツジには嘔吐・下痢・視力障害・筋力低下・麻痺を引き起こす成分があります。ヒヤシンスやキク、パンジーなども食すると嘔吐したりします。
これらの植物を植えるときは猫が口にしないよう気を付けましょう。
観葉植物を置く時の対処方法
まとめ
上記のように紹介したほかに、例えば高い所(箪笥の上など)にマットを敷いておくと、飛び乗った猫が下りようとして滑って落下する、床に落ちているクリップや輪ゴムを誤飲するなどの事故もあります。