犬は尻尾を振ると「うれしい」「しあわせ~」の意味ですけど、猫はそうじゃないんですね。
猫が尻尾をぶんぶん振っているから(喜んでるんだろうなあ)と思ったら大間違い!
実は嫌われているのかもしれません!?
猫の尻尾でわかる猫の気持ちをお伝えしましょうね。
うれしい気持ち♪
尻尾の先だけピクピクさせるとき
獲物を見つけたときなど、興味あるものに惹かれているときです。
興奮した状態の時、尻尾の先をピクピクさせるんですね!
ピンと尻尾を立てる
猫が尻尾をピンと立てて寄ってくるのは甘えたいときです。
もとは仔猫が母猫に甘えたり、お尻をなめてもらう仕草なんですね。
大人になった猫が尻尾を立てて寄ってくるのは「遊んでくれた」「おやつをくれた」ときなどの、うれしい気持ちの表れです。
こんな時は猫をやさしくなでてあげると喜びますよ♡
尻尾の先だけを曲げる
ピンと立てた尻尾の先だけ「逆Uの字」に曲げるのは他の猫を威嚇して、攻撃を仕掛けようとしているときです。
そのほか、兄弟猫を遊びを誘うときや飼い主さんが帰宅したときに挨拶として尻尾の先だけを曲げてお迎えしてくれることもあります。
歓迎の気持ちなので、頭を撫でてやさしく「ただいま」と声をかけてあげると喜びます。
甘えているとき
猫が飼い主さんのそばを通るときに尻尾をペタッと触っていくことがありますが、これも「飼い主さんが好き」という甘えた気持ちです。
さりげなく触られると、かわいく感じますよね♡
尻尾をくねらせる
猫が尻尾をクネクネさせて寄って来たら、これも「あそぼう」と甘えてくる合図です。
リラックスして落ち着いているとき
尻尾を体に巻き付けているとき
前足を隠すようにくるりと尻尾で体を巻き付けているのは寒いときや、リラックスしているときです。
気分がいいときなので、そっとしておいてあげるといいですね。
ゆっくり動かすとき
窓の外に興味あるものが来たけど、まだ行動を起こすほどでもないときに尻尾をゆっくり振ることがあります。
リラックスしてご機嫌な時なので、急に声を掛けたり触ったりせず、放置しておきましょう。
悲しい気持ちの時
尻尾を足の間に巻き込むとき
自分より強い相手に出会ったときには、恐怖で尻尾を後ろ足の間に巻き込みます。
こうすることで相手より自分を小さく見せる効果があるといわれています。
大きな音がした、見知らぬ人が訪ねてきたときや、眠っているときに尻尾を巻き込むこともあります。
尻尾をだらんと下げているとき
叱られた後、「飼い主さんと喧嘩した」と思ってしょんぼりしているときに見られることがあります。
尻尾を下げている原因が分かればいいのですが、体調が悪いときもだらんと下げることもあるので、猫の様子を観察することが大切です。
ストレス・イライラの気持ち
大きく左右に振るとき
大きく左右に振るとき、猫はイライラしていることが多いですね。
床をバタバタ叩きつけるように振るのは、眠い時にしつこく飼い主さんに呼ばれたり、ほかの猫とけんかした後など、ストレスを感じて不機嫌になっています。
抱っこされた猫が「そろそろ下りたい」と思っているときも、尻尾を大きく振ります。
無理に猫にかまって不機嫌にさせないよう、猫を一人にしておいてあげてくださいね。
尻尾の毛を逆立てるとき
喧嘩をしているときの緊張感から、尻尾の毛が逆立ちます。
内心、恐怖心でいっぱいなのに気持ちを奮い立たせるために毛が逆立ってしまうようですね。
仔猫の場合は見るもの聞くものが初めてのことが多く、その緊張感で頻繁に毛を逆立てます。
ほかの猫や犬に襲われているのでなければ、そっと見守ってあげてくださいね♡
尻尾の先だけパタパタと動かすとき
寝転んでいる猫を呼んだとき、振り向きもせず尻尾の先だけパタパタと動かすことがありますよね。
これ、猫ちゃんの返事なんですが実は(面倒くさい)と思われてるんですよ。
しつこく呼んだりかまったりすると、猫のストレスが溜まりますので放っておいてあげましょうね
まとめ
猫の尻尾の動かし方で、色々な猫の気持ちを読み取ることができるんですね。
面白いのは犬は尻尾を振ると嬉しいのに、猫はイライラしていて、全く気持ちが反対だということです。
また、犬と違って「猫は呼んでも来ない、返事をしない」と言われますが、実は尻尾や耳でちゃんとお返事してくれてるんですよ。
尻尾で猫の気持ちがわかれば、猫ちゃんともっと仲良しになれますよ♡