猫ちゃんには季節に応じて身体の変化があります。
猫ちゃんと健康に暮らすために、季節に応じたお世話をしてあげましょう。
春 3~5月
春先は普段よりも毛がゴッソリ抜けるので、長毛種は1日に数回、短毛種でも毎日1回はブラッシングしてあげましょう。
ホントにびっくりするほど抜けるので、ブラッシングをさぼると部屋のあちこちに抜けた毛がフワフワと飛び回ることに・・・
春先に発情する仔も多いので、去勢・避妊手術していない仔で、まだ手術を受けさせないなら家の外に出さないようにしましょう。
猫の去勢・避妊手術は生後6ヶ月を目処に行うといいようです。
発情期の前に手術するとオス猫のスプレー行動(マーキング)や、メス猫のオスを誘う独特の声で鳴かなくなります。
特に野良猫を拾ってきた場合は、ノミが付いていることが多いのでしっかりとのみの駆除をしましょう。
室内飼いの猫でも、飼い主さんが草むらを歩くと、足にくっ付いてきたノミが猫にうつります。
猫のノミは人間にも寄生しますし、喰われると非常に痒くなります。
動物病院でノミ駆除の薬を処方してもらう、市販のノミ駆除の薬やノミ取り首輪を使うなど、しっかりと対処しましょう。
夏 6~8月
特にウェットフードは痛みやすいので、食べ残しを長時間放置しない、食べ残すようなら少量ずつ給餌するなど工夫したほうがいいですね。
猫の皮膚にコームをあててみてとかした時に、ノミ本体やノミの糞が見つかったら直ちに駆除を行いましょうね。
猫を綺麗にするだけでなく、この時期は部屋の掃除もこまめに行ったほうがいいですよ。
また、ノミを見つけても決して指でつぶさないこと。
つぶれたのみから卵が飛び散ることがあるんですね。
見つけたのみは中性洗剤を溶いた水につけて、窒息させましょう!
昨今、日本は非常に高温多湿になりつつあるので部屋の中の温度にも気を付けましょう。
締め切った部屋に猫を残して長時間、外出すると猫は熱中症になってしまうんです。
元々、暑さに強い猫ですが湿度が高い所は苦手で、体調を崩しやすくなります。
留守番の時にも涼しい場所を作ってあげる、時にはクーラーをつけたままで出かけるなどの対策は必要ですね。
秋 9~11月
また、急激に気温が下がってもやはり体調不良になりがちです。
涼しい日が続けば夏場に落ちた食欲も戻って、太りやすくもなります。
体調管理のために、こまめに猫ちゃんの様子を見て気を付けてあげましょうね。
肥満にしないためには決められた量を、決められた時間にあげること、おやつのあげ過ぎにも注意しましょうね。
春と同じように、今度は夏毛が冬毛に生え変わる「換毛期(かんもうき)」に入ります。
こまめなブラッシングで、猫が自分でグルーミングして毛を大量に飲み込まないように気遣ってあげましょう。
インフルエンザや風邪が流行するように猫の病気のウィルスも飛散する時期になりますので、体調管理とともに感染症の予防接種も忘れすに行いましょう。
冬 12~1月
また、観葉植物のシクラメンやポインセチアを猫が食べると中毒を起こすので、猫の目につく所に置かないようにしましょうね。
猫は熱いものに触ったときに熱さを感じる神経が少し鈍いのです。
ストーブのすぐそばで寝ていて被毛が焦げることもあるのは、このためなんですね。
ストーブを使うときは「ストーブガード」などで、猫がそばに近寄らないようにするといいですよ。
人間用の電気毛布は猫には熱すぎるし、こたつは長時間、入っていると目が乾燥してしまいます。
ヒーターはペット用のものを使うのがおススメですね。
出来れば人肌程度のぬるま湯を用意したり、この時期だけウェットフードで水分補給するなどの工夫が必要になります。
水を飲む量が減ると、おしっこが濃くなり、腎臓に負担をかけるからです。