♫ おまえ 俺の飼い主なら 俺の身体 俺より管理しろ
家の外に出してはいけない 飼えない数を飼ってはいけ~ない~♪
【さだまさし:にゃんぱく宣言より】
猫を飼ったら、飼い主の責任として猫の健康管理をすることが大切なお世話になります。
愛猫がいつまでも健康で長生きするためには必要なことなので、是非覚えておいてくださいね。
猫ちゃんの健康管理でするべきこと
健康診断
捨て猫を保護したとき、真っ先にしなければならないのは、動物病院に連れていくことなんです。
その猫が感染症にかかっていないか、健康状態はどうか、怪我していないかなどを診察してもらい、必要なら治療してもらいましょう。
その後は年一回の健康診断と予防接種を行うことで、猫の健康を守ることができます
ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)و “フリフリ
猫の3種混合ワクチン
猫がかかってしまうと怖い感染症があります。
予め、予防接種して感染しないようにすることが肝心です。
年に一回、猫ちゃんが受ける予防接種は3種~7種混合ワクチンです。
一般的には「猫ウィルス性鼻気管炎」「猫カリシウィルス感染症」「ネコ汎白血球減少症」の3種混合ワクチンになります。
猫を感染症から守るために必要なワクチンですから、猫を飼ったら必ず年に1回の予防接種をしましょう。ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)
かかると怖い感染症
ウィルスは口腔内での増殖が多く上皮の壊死(えし)・水泡形成し、急性炎症反応を引き起こします。
その結果、口腔内の潰瘍(かいよう)・発熱・くしゃみ・鼻汁などが見られます。
ウィルスは伝搬力(でんぱんりょく)が非常に強く、常温の環境内でも1ヶ月以上もの間、感染力を保持します。
猫同士の直接接触や分泌物が付いた食器などからも感染します。
生後3ヶ月未満の子猫は感染しやすく、重篤化(じゅうとくか)することもあります。
また、病原性が非常に強く発熱・黄疸(おうだん)などの全身症状を起こす強毒全身性カリシウィルスが報告されています。
ワクチン(コアワクチン)がありますが、強毒性には効きません。
治療は猫インターフェロン及び補液(ほえき=点滴)などの対症療法を行います。
猫ヘルペスウィルス1型により引き起こされる上部気道感染症です。
ウィルスは鼻腔粘膜で増殖後、結膜・気管などに広がり粘膜面にびらん・潰瘍を形成します。
その結果、鼻炎と結膜炎を引き起こし、他のウィルスやクラミジアなどの重複感染によって重篤化することがあり幼若猫では、死亡することもあります。
症状が治まった後もウィルスは三叉神経節などに潜伏し、ストレスなどによりウィルスが再活性するため、生涯にわたり感染源となります。
ワクチン(コアワクチン)の接種による予防が効果的です。
治療は点眼や補液などの対症療法を行います。
糞便中のウィルスから口腔・鼻腔を通して感染し、リンパ系組織で増殖し、全身に広がります。
40度を超える高熱・下痢・嘔吐が起こります。
白血球が重度に減少するため最近の二次感染により死亡することもあります。
仔猫では致死率が高い病気です。
胎盤を介して胎児が感染すると小脳低形成が起こり、仔猫に運動失調が起こります。
予防はワクチン(コアワクチン)があります。
治療は補液や細菌感染に対する抗生剤などの対症療法を行います。
唾液中のウィルスが喧嘩などの咬傷などにより感染することが多いです。
急性期⇒無症候キャリア期⇒持続性リンパ節腫大期⇒エイズ関連症候群期⇒エイズ期の5病期に分けられます。
急性期は発熱・食欲不振・下痢等がみられ、数週間から数ヶ月続きます。
この時期に血中の抗体が陽転します。
その後に無症候キャリア期が数年続きます。
持続性リンパ節腫大期はリンパ節の腫脹のみがみられる時期で気づかないことも多いです。
その後のエイズ関連症候群は口内炎や歯肉炎、上部気道炎などがみられます。
この時期から1年程度で次のエイズ期に移行するといわれています。
最期のエイズ期ですが、免疫不全が明らかとなり各種日和見感染・貧血・神経症状などがみられるようになります。
エイズ期に入ると数ヶ月で亡くなってしまうことが多いです。
無症候キャリアで経過することが多いですが、発症すると治療は困難です。
ストレスのかからない環境で飼育してあげることが大切です。
ワクチンもありますが、予防効果は100%ではないのです。
食欲不振・貧血などがみられます。
若年からリンパ腫の発生が高頻度でみられます。
様々な臓器に発生しますが、特に胸腺に発生するリンパ腫が多く呼吸状態の悪化により発見されることが多いです。
また、猫白血病ウィルス感染は猫伝染性腹膜炎の発症の危険因子となっています。
免疫不全も起こるため、細菌や真菌の感染にも注意が必要です。
ワクチンもありますが、猫白血病ウィルス感染猫は長期間の生存が難しいので感染させないことが大切です。
食欲不振・貧血などがみられます。
若年からリンパ腫の発生が高頻度でみられます。
様々な臓器に発生しますが、特に胸腺に発生するリンパ腫が多く呼吸状態の悪化により発見されることが多いです。
また、猫白血病ウィルス感染は猫伝染性腹膜炎の発症の危険因子となっています。
免疫不全も起こるため、細菌や真菌の感染にも注意が必要です。
ワクチンもありますが、猫白血病ウィルス感染猫は長期間の生存が難しいので感染させないことが大切です。
猫コロナウィルスはⅠ型とⅡ型に分類されます。
Ⅰ型FCoVは比較的容易に経口・経鼻感染すると考えられています。
Ⅰ型FCoVの症状は消化器症状です。
Ⅰ型FCoVが猫の体内で増殖する過程で突然変異が起こりその変異が蓄積されて病原性の高いⅠ型FIPVが生まれると考えられています。
Ⅰ型FIPVは感染能力を持たないので猫間に広がることはないとされています。
Ⅰ型FIPVの病型は腹水・胸水の貯留を伴うウィットタイプと神経症状(行動異常・規律困難・痙攣など)や眼症状(瞳孔不動、失明など)が見られます。
また、両タイプの症状が混在することもあります。
FIPは抗体依存感染増強活性(通常抗体はウィルス活性を阻害するのですが、それとは逆に抗体があることでウィルスの感染が増強される現象)が存在するため、FIPVワクチンは開発されていないのが現状です。
ストレスなどによりⅠ型FCoVが増殖してFIPVに変化しないように、できるだけ猫にストレスがかからない環境で生活させてあげることが大切です。
猫に感染発症すると食欲や元気がなくなる、発熱などの症状が出て急激に状態が悪化して死亡する怖い感染症です。
マダニの活動が活発になる春から秋にかけては特に注意が必要です。
人獣共通感染症で人においては発熱、消化器症状(嘔吐・下痢・腹痛)、出血兆候(皮下出血や下血)などがみられ、致死率も20%程度あり、大変危険です。
猫ちゃんのマダニ予防や飼い主さん自身が草むらに近づかないようにするなどしてマダニと接触しないことが大切です。
また、わんちゃんがいるご家庭ではワンちゃんに対するマダニ対策もしっかりと行いましょう。
犬糸状虫症により猫でも引き起こされます。
犬糸状虫症に対する免疫機構の違いにより猫では犬と異なる症状が出ます。
犬で見られる胸水・腹水・運動失調・失神などはまれで、慢性の発咳・突発的または間欠的な呼吸困難や嘔吐、元気や食欲の減退が認められます。
突然死も20%発生しますが、大半の猫ちゃんは症状が一過性であり発見が困難です。
また、検査での検出率も犬に比べて極めて悪く、診断には複数の検査を繰り返して行わなければなりません。
そのため、予防が非常に大切になります。
スポットタイプの予防薬が複数発売されていますのでそれぞれの猫ちゃんにあった薬を選んであげましょう。
Chlamydia felisは猫の細胞内で増殖しますが細胞外では生存できないので感染には猫同士の濃厚接触が必要です。
そのため室内での多頭飼育では感染が起こりやすくなります。
症状は重度の充血と結膜浮腫を伴う結膜炎です。
特徴として片方の眼だけに症状が出ることが多いです。
猫ヘルペスウィルスⅠ型やカリシウィルスなどと混合感染するとそれらの症状は重篤化するので注意が必要です。
治療は抗菌薬を点眼や無いフックで投与します。臨床症状が消失しても2週間は投薬を続けることが推奨されます。
予防ワクチンがあります。
猫の爪切り
イエネコは完全室内飼いが断然おすすめ!
事故に遭う心配もないし、病気をうつされる心配も喧嘩して怪我したり迷子になる心配もないからです。
家の中で猫を飼うと、爪とぎの場所が少ないのでどうしても爪が伸びてきますよね。
そのままにしておくと爪が肉球に食い込んだり、カーペットなどに引っかけて怪我したり、飼い主さんと遊んでいて引っかかれたりします。
そこで必要なのが猫の爪を切ってあげること。
猫用の爪切りがありますから爪の先端を2~3mm切ってあげましょう。
2~3mmといいましたが、獣医さんは5mm以上をバッチンバッチン切ってくれますが、それは慣れた人だから出来ることなのです。
素人が切り過ぎると血が出てしまいますので、無理しないように少しずつ切ってあげてくださいね。⁽⁽ฅ₍₍⁽⁽ฅ^•ω•^ฅ₎₎⁾⁾ฅ₎₎
猫の触り方
親猫が子猫の首根っこを咥えて移動することがありますが、これは子猫の体重が軽いこと、親猫が痛くない場所を上手に甘噛みしているから出来ることです。
飼い主がうっかり同じことをすると猫が痛がることがあるので、やめたほうがいいです。シャー ฅ(`ꈊ´ฅ)
猫を抱っこするときは必ずお尻や後ろ足を支えてあげてくださいね。
前足の付け根をもって持ち上げると、関節を傷める原因になりますよ。ニャンฅ(>ω< )ฅニャン♪
猫のシャンプー
もともと猫は自分でグルーミング(毛づくろい)する動物なので、シャンプーは必要ありません。
猫の唾液には「体の臭いを消す」物質があるので、体中をぺろぺろ舐めても嫌なニオイがしないんですね。
外猫と違って家の中だけで生活する猫は、ホコリや泥にまみれることもないので基本的には必要ないんです。
でも、アメリカンショートヘアーの場合、和猫に比べると脂性気味の所があるので、できれば2~3ヶ月に1度の割合でシャンプーしてあげることが望ましいんです。
日が経つにつれ、体がべたべたしてきたり、フケが出てきたりして、それがアレルギーの原因にもなることがあるので、猫用のシャンプーを使って洗うようにしましょう。ฅ^•ﻌ•^ฅ♡
猫の専用シャンプーを使う
気を付けたいのは人間用のシャンプーを使わないことです。
猫は人よりも皮膚が弱いので、人間用のシャンプーを使うと皮膚がダメージを受けます。
被毛もパサパサになってしまいますから、必ず猫用シャンプーを使いましょうね。
ペットショップなどでも購入できますが、おススメなのはキャットショーなどに出陳している猫が使う専用シャンプーです。
人間のシャンプーより高いんですが、ネット通販で簡単に手に入れることができますし、年に数回しか使わないことを思うと、高い買い物ではないと思いますよ。
ฅ(^ω^ฅ) ᗦ↞◃ ᗦ↞◃
シャンプーの手順
猫ちゃんをシャンプーするとき、いきなり冷たい水を掛けたりしてはいけません。
ただでさえ濡れるのが大嫌いなので、ぬるま湯を足元から少しずつ濡らします。
徐々にお腹、背中を十分濡らします。頭はいいのですが、顔は嫌がるのでやめたほうがいいです。
十分に濡らして、大体の汚れを落としてから、まずは下洗い用のシャンプーを泡立てて軽く洗います。
全身をくまなく、下洗いしたら洗い流します。
人間の2度洗いと同様に下洗いはササっと済ませます。
2度目はしっかりめに洗っていきます。
特にお尻の周りは汚れているので、痛がらないように洗い上げます。
汚れが落ちたところで、シャンプーをしっかり洗い流しましょう。
このとき、顔にかからないように注意しながらシャンプー剤が残らないようにします。
しっかり洗い流したら、リンスをぬるま湯で薄めて、全身につけてから、これも洗い流します。
手順は簡単なのですが、猫は濡れるのを嫌がって鳴いたり、動き回ったりしますので、飼い主さんは濡れてもいい服装で。
猫を無理やり押さえつけることはしないで、やさしく声掛けしながら少しずつ洗っていきます。
洗い終わったらタオルドライします。
たいがいの猫はドライヤーの音が大嫌いなので、無理にドライヤーせずにタオルドライしてあげましょう。
夏はいいのですが、冬は部屋を暖めておいてください。
タオルドライされた猫は温かい部屋で自分でグルーミングしますので風邪をひくこともありません。ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)にゃ♡
歯磨き
歯磨きしないと人間と同じように歯周病や虫歯になります。
ネコ用の歯磨きジェルがありますので、一日に一回は歯磨きしてあげましょう。
うちでは「デンタルももちゃん」というジェルタイプの歯磨き粉を使っています。
指先にジェルをつけ、そのまま猫の歯にこすりつけるようにするのですが、ジェルが口に入るとあとは猫が下でぺろぺろ舐めるので、お口全体にジェルがいき渡ります。
ねこのおやつ
虫歯や歯周病にならないよう、人間の食べる甘いものなどはあげないほうがいいです。
おやつをあげるのなら猫用の鰹節とか、ドライササミ、TVのCMでおなじみのチュールなどがいいですが、あげ過ぎは主食のカリカリを食べなくなりますので気を付けましょう。
おやつは主食の10~20%ほどの量が目安と言われています。
嫌なこと(シャンプーや予防接種)などができたときにご褒美としてあげると、嫌なことも我慢できるようになるかもしれません。
くれぐれも食べさせ過ぎには注意です。ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)و “フリフリ
まとめ
猫を飼ったときのお世話の仕方についてご紹介しました。
大切なのは、年に一回は動物病院で健康診断と予防接種をしてもらうことです。
普段は飼い主さんが猫の様子を観察して異常があったらためらわずに獣医さんに相談することです。
一人の人間が管理できる頭数には限りがありますから、間違ってもお世話しきれない数の猫を飼わないこと。
爪切りや歯磨きはできる範囲でやってあげますが、どうしても難しい場合は獣医さんにお願いすれば処置してくれるので、信頼のおける獣医さんを決めておくといいですよ。
ฅ( ̳- ·̫ – ̳ฅ)