Release: 2021/12/08 Update: 2023/05/28
自分と相性のいい猫種を選ぶには?
猫を飼いたいなあ・・・でも、一体どんな猫を飼ったらいいのだろう?
自分と相性がいい猫っているのかなあ?
実は猫ちゃんと飼い主さんにも相性があります。
相性というか、自分のライフスタイルに合った猫ちゃんがいるんですよ。
猫ちゃんを飼うなら、自分と相性のいい猫ちゃんを迎えたほうが、猫ちゃんも飼い主さんも幸せになれるんです。
ではどんな猫種がいて、どんな猫ちゃんを迎えたらいいのかご紹介しましょう。

長毛種と短毛種

血統書付きでも和猫でも長毛種と短毛種の猫ちゃんがいます。
日本で飼われている長毛種はほとんどが洋猫といって、もともと海外で繁殖された猫たちです。
一方、短毛種には日本に昔からいる「和猫」のほかに、海外から輸入された血統書付きの猫たちがいますね。
長毛種を飼うのに向いている人、短毛種のほうがいい人など、猫の特徴を知ってどちらの猫が自分にあっているのかを考えてみましょう。

長毛種の猫たち

実際にどんな猫ちゃんがいるのか、その一部をご紹介しますね!

メインクーン

メインクーン

イエネコの中では最も体の大きいのがメインクーンという猫です。
原産はアメリカ・メイン州なので「メイン・クーン」なんですよ。
身体も大きいですが正確もおおらかで明るく、遊び好きでじゃれるのも大好きです。
多頭飼いや多種飼いにも向いているといわれます。
メインクーンの平均体重は男の子で6~8kg女の子では4~6kg、体長は50~80cmですが鼻先から尻尾の先までの長さは100cmを超え、小柄な人が抱っこすると床に尻尾がついてしまいます。
大きな猫ちゃんが好きな方にはたまらない大きさですが、病院などに連れていくのは大変そうです。

ラグドール

ラグドール

ラグドールという猫をご存じですか?
いま、SNSなどでも人気急上昇中の青い目の猫ちゃんです。
長毛で体は大きめ。
性格はおっとりしていて抱っこされるのが大好きな上、フワフワの毛並み。
ラグドールというのは「ぬいぐるみ」という意味なんですが、猫好きの人にはたまらない愛らしいネーミングだと思いませんか。

ペルシャ⇩

ペルシャ500px

ペルシャ

真っ白いペルシャ猫は日本でも古くから大人気の猫ちゃんです。
ペタンコの顔、短めの脚、性格は人懐こくて友好的なので、根強い人気です。

ゴージャスな毛並み、精悍な顔立ちで、とても人気の猫種です。

ノルウェージャンフォレスト

ノルウェージャンフォレストキャット

長毛で体形も大型の野性味の強い猫ちゃんです。
堂々とした風格で賢く縄張り意識の強い猫ですが、寂しがり屋の一面もあります。

長毛種のお手入れ

ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーン、ラガマフィンなどの長毛種のお手入れはブラッシングだけではないんですね。
もちろん、毎日のブラッシングは必要ですがそれ以外に肛門の周りの毛肉球周りの毛も定期的にバリカンやハサミでカットする必要があるんです。
また、全身にできた毛玉を放っておくとフェルト状になり、皮膚炎を起こすこともあります。
美しく輝く毛並みを保つのは、毎日の被毛のお手入れが十分に行き届いてこそ、なんですね!

ブラッシングのコツ

仔猫の長毛種を迎え入れたら、ブラッシングされることに慣れさせましょう
ブラッシングが必要とは言え、猫がブラッシングされるのを嫌うとお手入れが断然に難しくなります。
どうしてもご自分でブラッシングなどのお手入れが行き届かなければ、動物病院やトリマーさんにお願いすることもできますが、その分、費用も掛かります。
長毛種を迎え入れるということは、費用面についてもしっかり検討する必要があるんですね。

ヒマラヤンNGプレート

長毛種を飼うのに向く人・向かない人とは?

長毛種を飼うのに向いている人 長毛種を飼うのに向かない人
ほぼ毎日、ブラッシングしてあげられる ほとんどブラッシングしない
定期的に爪切り・シャンプーができる 猫を放ったらかしにしている
長毛種の猫ちゃんに必要なお世話は「ブラッシング」
毎日ブラッシングしないとすぐに毛玉ができて、放っておくととんでもないことに。
長毛種の猫は十分に自分でグルーミング(毛づくろい)できないので、人の手を借りる必要があるんですね。
ズボラな人や忙しくて猫にかまっている時間が少ない人には長毛種の猫を飼うのはおススメできません
(実は私もそこまでマメではないので長毛種を飼うのは諦めてるんですよ・・・)

短毛種の猫たち

では短毛種の猫とはどんな種類がいるのでしょうか。
ここではを日本猫を含めて一部をご紹介しますね。

アメリカンショートヘアー⇩

アレン セピア

アメリカンショートヘアー

テレビコマーシャルに引っ張りだこの人気者と言えば、アメリカンショートヘアー。
よく見かけるのは「シルバータビー」という、グレーとブラックの縞模様のアイツですね(笑)
アメショーの愛称で知られるアメリカンショートヘアーはアメリカ原産の短毛種です。
筋肉質で活発、運動神経が良くて好奇心旺盛な上、人懐っこいのが特徴。
今でも人気の猫種のトップ3に入るほどで、長年トップの座を守ってきました!
古代ローマ帝国にいたアメショーですが、ネズミ退治のための「ワーキングキャット(働く猫)」としてアメリカにわたりました。
今でも楕円形の顔とアーモンド形の瞳の愛らしさで多くのファンを惹きつけていますね。
短毛種なので毎日のブラッシングは必要ありませんが、脂性の体質のため2~3ヶ月に一度はシャンプーをおすすめします。

アビシニアン⇩

アビシニアン

アビシニアン

ほっそりとしたしなやかな肢体、古代エジプトの壁画にも描かれている古い猫種です。
頭がよく飼い主に忠実な性質を受け継いでいます。

ミックス⇩

光の中のミーシャ

ミックス

いわゆる「雑種」と呼ばれる日本猫で、日本国内では最も多く飼育されていますが、海外でも三毛猫、尻尾の短い猫は人気があります。
純血種に比べると健康な仔が多いですね。
頭がよく、飼い主さんのことをよく観察しているので、教えなくてもドアや引き戸を起用に開けちゃいます。
完全室内飼いの猫ちゃんならシャンプーも必要ないでしょう。
被毛が白い仔はセルフグルーミングだけだと黄ばんでくるので半年に一度くらいの頻度でシャンプーしてあげると、いつもきれいな「白」を保てますよ。

ロシアンブルー

ロシアンブルー

まるでビロードのようななめらかなブルー・グレーの被毛とグリーンアイズに魅せられる人も多い人気の猫種です。
ロシア原産と言われるロシアンブルーはボイスレスキャットと言われるほど、ほとんど鳴きません。
マンションなど集合住宅で飼いやすい猫といえます。
犬のように飼い主に忠実なのですが、家族の中でも一人にだけ従順で、ほかの人には従わないなど、気位の高い一面もあるようです。
そんな気位の高さと美しい被毛でロシアや英国貴族の間でも大人気だったといわれています。
姿も性格も神秘的な美しい猫ですよね!

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールド

漫画のドラえもんのように「まんまる顔」に見えるのは耳が垂れているから。
1960年代のスコットランドで生まれた突然変異の猫が原種で、その後ブリティッシュショートヘアーと交配されて「種」が固定されました。
耳が垂れているのは劣性遺伝のため、たれ耳のオスとメスを交配すると、障害を持った仔が生まれる危険があるので、オス・メスどちらかは立ち耳の仔と交配されます。
そのため、生まれた子が全部、たれ耳にはならないのです。
温和で人懐こい性格で、誰でも飼いやすい猫種と言えます。
最近はコスプレされて大人しくしているスコティッシュフォールドをSNSなどでよく見かけますよね。

短毛種のお手入れ

アメリカンショートヘアーやアビシニアン、ロシアンブルーなどの短毛種は頻繁にブラッシングする必要はありません。
週に2~3日、ラバーブラシなどを使ってブラッシングしてあげれば十分。
ただし、換毛期(春と秋)は大量に毛が抜けるので念入りに
抜け毛が増えると猫が飲み込んだ毛が胃の中で固まって「毛玉症」になったり、飼い主が吸い込んで健康被害が出ることもあります。

猫NG

短毛種を飼うのに向いてる人・向かない人とは?

長毛種のブラッシングやシャンプーに比べると、短毛種のお手入れはラクです。
とはいえ、時々はブラッシングやシャンプー、爪切りも必要になります。
活発な短毛種の猫ちゃんであれば、1日に10分でもいいので一緒に遊んであげることが望ましいのです。
短毛種を飼うのに向いている人 短毛種を飼うのに向かない人
1日に10分でもいいので、遊んであげられる 猫を放ったらかしにしている
定期的に爪切り・シャンプーができる 猫を放ったらかしにしている
短毛種の猫ちゃんのお世話は長毛種に比べて断然ラクですが、最低限 爪切りやシャンプー、毎日遊んであげる、健康診断や予防接種のために病院に連れていくなどのケアができるかどうかを、猫を迎え入れる前にもう一度考えたほうがいいですね!

まとめ

自分のライフスタイルに合った猫ちゃんを迎え入れれば、飼い主も猫ちゃんも幸せに暮らすことができるんですよ。
猫のお世話を十分できる時間と環境がある方なら、長毛種の多頭飼いも可能です。
私もそうなんですが、猫のお世話に多くの時間を割けないなら長毛種を飼うのは大変だと思います。
好きな猫種と自分のライフスタイルに合った猫ちゃんというのは、やっぱり違うんですよね。
美しい被毛の長毛種が好きで飼いたい!と思われるのでしたら、猫ちゃんの幸せのために毎日のブラッシング月に一度のシャンプーを頑張りましょう!


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