Release: 2025/01/27 Update: 2025/01/27
ねこの目の病気あれこれ

猫の目の病気にはさまざまな種類があり、早期発見と適切な治療が重要です。
以下は、猫によく見られる目の病気の一部です。

 

結膜炎

症状: 目が赤くなったり、涙や目やにが増える。目を細めたり、かゆがる仕草をする。
原因: ウイルス感染(猫ヘルペスウイルスなど)、細菌感染、アレルギー、異物が目に入った場合など。
治療: 抗生物質入りの目薬や軟膏の使用。原因に応じた治療が必要。

 

角膜炎

症状: 角膜(黒目の部分)が濁ったり、赤くなる。痛みや光に対する過敏反応が見られる。
原因: 外傷、感染症、乾燥など。
治療: 点眼薬や内服薬を使用。重症の場合は外科的治療が必要になることも。

 

猫ヘルペスウイルス感染症

症状: 結膜炎、角膜炎、くしゃみ、鼻水などが同時に現れることが多い。
原因: ヘルペスウイルスの感染。
治療: 抗ウイルス薬や免疫力を高めるサプリメント、目薬の使用。

 

眼瞼炎(まぶたの炎症)

症状: まぶたが赤く腫れ、かゆみや痛みを伴う。
原因: アレルギー、細菌感染、外傷など。
治療: 抗炎症薬や抗生物質を含む薬の使用。

 

緑内障

症状: 目が大きく見える、目が濁る、視力低下、痛み。
原因: 眼圧の上昇による視神経の損傷。
治療: 眼圧を下げる薬の使用。重症の場合は手術が必要になることも。

 

白内障

症状: 目の中の水晶体が濁り、視力が低下する。
原因: 加齢、遺伝、糖尿病など。
治療: 外科的手術(水晶体の置換手術)が一般的。

 

ぶどう膜炎

症状: 目が赤くなり、痛みや涙が増える。視力が低下することもある。
原因: 感染症(細菌やウイルス)、免疫疾患、外傷など。
治療: 抗炎症薬や抗生物質の投与。

 

ドライアイ

症状: 涙が不足して目が乾燥する。目やにが増えたり、角膜が傷つくこともある。
原因: 涙腺の機能低下、感染症、特定の薬の影響。
治療: 人工涙液の使用や治療薬の投与。

 

外傷

症状: 目の充血、角膜の傷、目から血が出ることも。
原因: 他の動物とのけんか、家具や物との接触。
治療: 傷の程度によるが、抗生物質や手術が必要になることがある。

 

予防のポイント

定期的な健康診断: 目の異常を早期発見するために獣医の診察を受ける。
清潔な環境: ほこりやゴミを避け、清潔な環境を保つ。
ワクチン接種: 感染症を予防するために適切なワクチンを接種する。

 

注意: 猫が目をこする、涙が増える、目やにが多いなどの異常が見られた場合は、早めに獣医に相談することが大切です。



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