コルクマットをペット用に使った時のメリットとデメリット
いまでは子供の数よりペットの数のほうが多いといわれるほど、動物を飼っているご家庭も増えてきました。
室内で飼育していれば交通事故に遭うこともなく、安全に暮らしていけるはずなのですが、実は室内でもペットたちは怪我をしてしまいます。
また、床を引っ掻いたり走り回って傷だらけにされることもあります。
こちらではペット用にコルクマットを敷いた時のメリットとデメリットについてご紹介します。
コルクマットをペット用に敷いた時のメリット
爪が掛かって滑りにくい
犬や猫が床の上で走り回っても滑らないのは、地面に適度な弾力性があり、爪がやさしく、しっかり引っかかることです。
でも、ぴかぴかのフローリング床では、疾走するとかなり滑って危険です。
毛足の長いカーペットやじゅうたんはどうでしょうか?
こちらは反対に爪が引っかかって取れなくなり、最悪、爪が抜けてしまう事故があるのでおススメできません。
コルクマットの表面は自然素材のコルクです。そのため犬や猫が走り回ってもツルツルと滑ることがありません。
クッション性があって適度にやわらかい
猫はかなり高いところから飛び降りても体がバネのように伸縮する体質があるので滅多に怪我はしませんが、高齢のネコちゃんは骨が弱くなっていることもあり、若いころと同じように硬い床に飛び降りてしまって骨折することがあります。
犬の場合は、ちょっとした高さでもソファなどから飛び降りたときに脱臼してしまうこともあります。
やさしいコルクマットなら、弾力性・柔軟性があるので飛び降りた時のショックを吸収し、軽減してくれます。
ペットも高齢化傾向にあります。益々老犬や老猫が増えるのでこういった対策をするのも大切なことだと思います。
抜け毛が絡まず掃除がラク
カーペットやじゅうたんに絡まった犬や猫の抜け毛って、なかなか取れませんよね。
コロコロペーパーを使っても完全にとりきれません。
実際、私の家にも猫がいるのですが、フロアーマットやキッチンマットについた抜け毛は洗濯したくらいじゃ取れません。
掃除機で吸っても全部は吸い切れず、ベランダではたいたりゴム製ブラシでこすってみたり、と苦労が絶えません。
ちなみに、私は以前、台所用のゴム手袋をしてじゅうたんの上をこすって抜け毛をとっていました。
確かに抜け毛がビニールの手袋に絡まってくっついてくれるのですが、とても手間が掛かりました!
でも、やさしいコルクマットなら、そんな面倒なお手入れは不要。
抜け毛がマットに絡まることなく、簡単に掃除機で吸うことができるからです。
粗相してもサッと拭くだけで汚れが落ちる
マットの上でおしっこしてしまっても、すぐに固く絞った濡れぞうきんでサッと拭くだけで、マットにしみこまず、臭いも残りません。
コルクマットは防水性なので、おしっこがすぐに下まで浸みこむということがないのです。
ただし、マットとマットの間に粗相してしまった場合は、下まで浸透してしまうので、そんな時は汚れた数枚を外して水でサッと水で流して拭き取ってから陰干し乾燥させて下さい。
ダニが発生しにくい
ベッドや布団、絨毯やカーペットはペットがいなくてもダニの温床になりやすい所です。
でもコルクマットは繊維ではないので、ダニが潜むことができる場所(空間)がないので発生しにくくなります。
マットに乗っても滑らず、ズレにくい
滑り止めの付いていないキッチンマットなどは走りこんでくるとそのままマットと一緒に滑ってしまいますよね。
でもジョイントして敷いたコルクマットはまず、ズレることはありません。
部分的に敷いただけでは、足で蹴ったりしてズレる可能性もあるので、ペットが走り回るところ全部に敷き詰めてしまえば安心です。
室内で走り回る子供やペットがいる場合は、床に敷くものがズレて怪我をしないよう注意してください。
トイレのしつけができる
ワンちゃんがコルクマットの上でおしっこしてしまった場合、すぐにサッと拭き取れば汚れは取れますが、かすかな臭いは残っていて、ワンちゃんにはそれがわかってしまいます。
そこで、意外な使い方ですが、コルクマットを使って特にワンちゃんのトイレトレーニングができる裏技をご紹介します。
粗相したマットを外して、本来ワンちゃんがトイレをする場所のものと入れ替えてしまうのです。
そうするとワンちゃんは「前におしっこした所だ」と感じて、トイレの場所を覚えるというわけです。
これはワンちゃんを飼っている友人から聞いた話ですが、「さすが!」と感心してしまいました。
コルクマットを敷いた場合のデメリットについて
かじられたり引っかかれたりする
イタズラ好きのワンちゃんやネコちゃんの場合、コルク特に端の部分をかじったり引っ掻いたりすることがあります。
コルクマットは赤ちゃんが間違って口にしても安全な素材でできていますので、多少かじって食べてしまうだけなら、そんなに問題にはならないでしょう。
ただ、大量に食べてしまったり、ボロボロになるまで引っ掻いてしまうようでは問題です。
根気よくコルクマットを食べたり引っ掻いたりしてはいけないと教えることも必要になってきます。
まとめ
フローリングの床でペットが滑って転ばないとか、高い所から飛び降りても骨折しないという点から考えると、コルクマットは衝撃吸収力の強さでペットに最適な選択と言えると思います。
絨毯やカーペットに爪が引っかかる心配もなく、滑りにくい天然コルク材使用なので怪我を予防することも出来ます。
マットの表面は天然コルクなので、家事って食べてしまっても無害です。
(ただし、大量に飲み込んだ時は獣医さんに診てもらってください)
掃除ですが、ペットの抜け毛も掃除機で簡単に吸うだけなので毎日のお手入れがラクです。
ダニが発生しにくく、抜け毛の掃除、粗相した時の後始末もラクなところも絨毯よりも断然おススメできる点になります。
また、トイレトレーニングに使ったり、トイレ周りに粗相してしまった時の掃除用、また畳やフローリングの傷つき防止としてもすぐれているんですね!