ロフトベッド ~9タイプから選ぶあなたにおススメの1台~
ロフトベッドという言葉をご存知ですか?
そもそも、ロフトベッドとはなんでしょうか?
よく賃貸物件で「ロフト付き」と表示されているのをご覧になると思います。
ロフトとは「屋根裏」とか「中二階」の意味。つまり天井に近い屋根裏部分が収納や書庫として使えるようになっている空間のことです。
ロフトベッドと言うのはベッド部分が高いところにあり、その下に勉強机や、ハンガースペース、ソファーなどのスペースをとっているもののことです。
高いところにあるベッドへは梯子や階段で上るようになっています。
狭いお部屋でもスペースを効率的に使えるので、ワンルームや子供部屋に適しています。
ただ、ロフトベッドは普通のベッドと違って、使い方が特殊なので、自分に合わないものを選んでしまうと「こんなハズじゃなかった」ということになりかねません。
せっかくのベッド下の収納の機能性が悪く、高さによる圧迫感だけがあってどうにも収まりがよくない…
そんなことにならないよう、こちらでは数あるロフトベッドの中から機能別、シチュエーション別にあなたにピッタリなベッドをご紹介したいと思います。
機能別によるおすすめベッド】
ロフトベッドといってもその高さや階段、収納スペースの広さなど色々とあります。
こちらではそういった機能の違うベッドをご紹介します。
《階段付きのロフトベッド》
ロフトベッドというと、ベッドにかける梯子をイメージする方も多いと思います。
実際、ロフトベッドの多くは簡単に取り外しのできる梯子付きのものが多いようです。
この階段付きロフトベッドのメリットは安定性がるということです。
・酔っぱらって足を踏み外す
・寝ぼけて滑り落ちる
・慌てて足をぶつける
などの危険性が若干ですが軽減されます。もちろん、ロフトベッドについている梯子もしっかりした造りのものが多いので、簡単に外れたり壊れたりはしません。
しかし、通常では危険が無くても酔っていたり、寝しなにトイレに行きたくなって寝ぼけたまま梯子を降りる、あるいは急に人が来たりして、慌てることもありますよね。
そういった危険を避けるのに、梯子ではなく階段が付いたロフトベッドの方がより安心です。
また、梯子をかける必要がなく、階段がベッドの足元にあるので、ベッドの横全面が開けているため、余分なでっぱりがなくなり、全てを居住空間として使うことができます。
布団や毛布がズリ落ちないように付けるサイドフレームも、梯子をかけるスペースが必要なくなるので、ベッドから落ちたり、布団がズリ落ちたりすることもなくなります。
反対にデメリットですが、幅が狭いとはいえ階段を置くスペースは必要になりますので、その分ベッドの長さプラス梯子の幅の分の空きスペースが必要になることです。
特に狭い部屋の場合、ちょっとしたスペースが取れないこともあるでしょうから、購入前にしっかりベッドと階段の幅の長さを測って置くことが必要です。
とはいえ、梯子が無いだけでベッド周りはかなりすっきりした感じになりますし、何よりおっちょこちょいな性格の人はベッドから転落する危険がなくなり、メリットは大きいと思います。
《ミドルの高さにできるロフトベッド》
建物の造りなどで、天井の高さがある程度決まっている関係でロフトベッドの高さも似通っています。
それはロフトベッドという形状ゆえに、使いやすい高さがあるからです。
でも、その高さを変えることが出来るとしたら便利だと思いませんか?
こちらで紹介するロフトベッドは、一般的な高さに加えて、30cmほど下げて使えるミドルタイプになります。
ロフトベッドは高さがあると寝る時、天井が近くなり圧迫感を感じる人もいます。
その分、ベッド下が広くなるので、スペースに余裕が生まれ、家具や机を置いたり、クローゼット代わりにするのに便利です。
ベッドの高さを変えることが出来れば、引っ越し先で天井の高さが今までと違っていたり、収納スペースが狭くなってしまったりといった時にも状況に応じて対応することが可能になります。
特に身長が低い方なら、ベッドの高さを低くすることで使い勝手が良くなったりするというメリットもあります。
ただ、ベッドの高さを下げるという事はベッド下のスペースも狭くなるので、それに合った収納を考えることも必要になります。
《ロータイプで使えるロフトベッド》
こちらの商品は、ミドルの高さではなくもっと低くして使うタイプになります。
ここまで低くすると、当然ベッド下のスペースを居住空間として使用することもできなくなり、収納する空間ということになります。
ここまで低くして使うことができるロフトベッドはなかなかありません。
ハイタイプにして使うこともできますが、ロータイプにしてしまうとベッドの下は収納スペースとして使うことになります。
収納付きベッドに比べれば、ベッド下のスペースを自由に変えられるので、初めから収納に重点を置いているのであれば、特に問題無いでしょう。
ベッドが低い分、天井が近くて圧迫される感覚もなくなり、寝る時に解放感が生まれます。
《カーテン付きでクローゼットにできるロフトベッド》
ベッドを思い切り高く設置して、その下のスペースをクローゼット代わりに使うことができるベッドです。
左右と前面をカーテンで覆うことができるので、ベッドを部屋の真ん中に置かない限り、中を見られることはありませんね。
お友達が訪ねてきたり、部屋の中にあちこち服が掛かっていてごちゃごちゃした感じが嫌いな方におススメのタイプです。
また、四方を完全に覆ってしまうのではなくサッと開け閉め出来るカーテンタイプなので、より使い勝手がよくなります。
クローゼットとして使うので、こちらのベッドは「スーパーハイタイプ」設定もできます。
なんとベッド下が170cmもあるので、超ハイタイプなロフトベッドなんです。
これだけベッドが高いので、女性であればかなりの高身長の方で無い限り、服の出し入れに頭をぶつけることもないでしょうし、まるでウォークインクローゼットのように使うこともできますね。
加えて、ベッドの大きさ分の広さがあるので、収納力もかなり高くなります。
ただ、これだけベッドが高いわけですからどうしても寝た時に天井が近くなります。
設置前に天井までの高さを実測して高さを決めることが大切になります。
新築の建物は天井高が昔と比べて高くなっていますが、そうでない場合は反対に、170cmの高さまでベッドを上げることはできません。
【インテリアを意識して使うロフトベッド】
女性は何か選ぶ時に機能や価格よりも、結局は「見た目」のかわいらしさとか、おしゃれ感で選ぶことが多いのではありませんか?
私の場合もそうですが、たとえば携帯電話やiPhoneを決める時に一応パンフレットを読んで機能を比較してみるのですが、結局最終的には「キレイ」で「おしゃれ」な写真に惹かれて決めてしまいます。
もちろん最初から見た目だけで選ぶわけではなく、色々と比較はするのですが、同じ様な機能だったりすると決め手は「使っていて飽きが来ない感じのもの」にします。
そんな女性目線で選んだのがこちらのロフトベッドです。
《女性向のおしゃれなロフトベッド》
こちらの写真を見ていただくと分かる通り、全体的に「白っぽい」イメージがあります。
お部屋の家具を白で統一する女性も多いですから、これは目をひきますね。
フットフレームの形も直線ではなく、アーチ型です。機能的には布団や人が落ちないようにするためのものですが、アーチ型にすることで、女性っぽくかわいらしくデザインされています。
支柱の先端にワンポイントで赤を使っているのも粋なアクセントになっていますね。
支柱が黒かったり、アーチではなく直線だったりすると反対に男性好みになるのだと思います。
フレームをシルバーにすることで、大きくて高さのあるロフトベッドの圧迫感を軽減して、おしゃれな家具としてのスマートさを演出しているように思われます。
極端にキュートでかわいらしく、女性向というというわけではありませんが、どちらかというと所どころのワンポイントやアーチ型を見ると、女性に選びやすいデザインではないかと思います。
ロフトベッドは欲しいけど、ガッチリして味気ないものは嫌だという女性におススメのタイプです。
《”お姫様系”のロフトベッド》
こちらはフレームも白くて曲線を多く使っていることから、一目で「女性向き」と分かるタイプです。
フレームの色は白かピンクを選ぶことができます。
白を選べば大人でも使えますが、小さい子供ならピンクも可愛いですよね。
ロフトベッドにしてはあまり見かけない個性の強いタイプですが子供用ならこれもありかな?と思います。
ただ、ベッドだけお姫様系にしても浮いた感じになり、ベッドのかわいらしさが映えないので、お部屋のインテリアもそれなりに合わせたほうがいいと思います。
まず、このロフトベッドを置いてからベッド下のスペースに置く収納ボックスや机などを選ぶのも一つの方法です。
ハイタイプのロフトベッドですが、小さい子供には低めにしたほうがより、使いやすくまた、安心感があるかもしれません。
《大人向けのおしゃれなロフトベッド》
先ほどの「白いフレームのお姫様ベッド」とうって変わってこちらは大人っぽい落ち着いた雰囲気のロフトベッドになります。
天然木を使っているとこで落ち着いた大人っぽい感じと同時にカントリー調で、懐かしい雰囲気にもなりますね。
いままでご紹介してきたスチールフレームのベッドに比べて天然木が使われていることで、やさしい色味を醸し(かもし)出しています。
ベッド周りに置く家具も木製のものを選べば、統一感のあるお部屋になるでしょう。
こちらのベッドはベッドフレームが白いタイプと、ブラウン一色の2タイプからお選びいただけます。
デザイン的にサッパリした感じで、装飾がゴテゴテ付いていない分、派手さはありませんが、それゆえ飽きのこない長く使えるタイプと言えそうです。
大人でも子供でも違和感なくお使いいただけるタイプだと思います。
天然木のベッド周りに置くソファーやマットの色を工夫することでアメリカンカントリーにも、北欧調にもなりますのでインテリアで遊びたい人にもおススメです。
【小さな子供向けのロフトベッド】
《ベッド下のスペースを広く使えるタイプ》
北欧のパイン材でできたロフトベッドです。
木製の暖か味のある雰囲気と、頑丈な角柱で子供がドタバタと暴れても大丈夫。
ベッド下は140cmのごく一般的な高さです。小さな子供ならベッドの下に普通に立てる高さになります。
大人だとしゃがまないと頭をぶつけそうですが、子供なら平気です。
子供用に使うならベッド下は収納スペースというより、遊びのスペースになりそうです。
また、子供ってこういう空間で遊ぶのが大好きなんですよね。よく頭もぶつけずに走り回れるものだと、感心することもあります。
当然、フレームの間をくぐったり上ったり下りたり、階段から飛んだりするでしょうから、安全対策は必要になります。
やはりこの高さは小さい子供には不安ですが、子供部屋のスペースを有効に使える魅力があります。
《ベッド下を収納スペースにするタイプ》
小さい子供がいて、ロフトベッドで収納スペースは確保したいけど高さが心配という場合は、この高さのベッドはいかがでしょう?
ベッド下が98cmで、2~3歳の子供でも頭をぶつけるくらいの高さになりますが、ベッド下を収納スペースとして収納ボックスやチェストをいれてしまえばベッド下で遊べなくなりますから、そこでの怪我の心配はなくなりますね。
高さを抑えた分、圧迫感もなくなるのでお部屋を狭く感じさせません。
また、布団の上げ下ろしがしやすい高さなので、親としても有り難いところです。
《ロフトベッドのまとめ》
ロフトベッドはその使い方が特殊なだけに、自分の好みを含めて必要な機能を兼ね備えているかを見つけるのが重要になります。
小さい子供がいるご家庭では、あまりにも高いロフトベッドは怪我の心配があるので、向かないかもしれません。
天井の低いお部屋にもハイタイプのロフトベッドはその機能を十分生かせないのでマッチしないかもしれません。
機能的にマッチしても部屋によっては圧迫感があるかもしれません。
しかし、あなたの住環境にピッタリ合ったロフトベッドが見つかればこれらのデメリットを補って余りあるメリットが生まれるハズです。
何よりのメリットはベッド下の空間を有効利用できることです。
それを生かすことが出来るよう、是非あなたにピッタリ合ったベッドが見つかることを願っております。