スチール製フレームのフロアベッド5つのメリット・3つのデメリット
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ベッドフレームがスチール製のものといえば、普通思いつくのはパイプベッド、ロフトベッド、システムベッドや姫系ベッドなどではないでしょうか。
スチールのフレームベッドはどちらかといえば、クールですっきりしたイメージがあると思います。
それゆえ、一人暮らしの男性が部屋をおしゃれに演出したいとか、白やピンクを基調としたメルヘンチックな部屋にしたい女性、あるいは狭い部屋を効率的に使うためにロフトベッドを置きたいという人に人気のあるベッドの一つになります。
そんなスチールフレームのベッドですが、フロアベッドでスチールフレームは無いのか?といいますと数は少ないのですが、あります。
こちらではスチールフレーム製ベッドの利点をご紹介します。
フロアーベッドとローベッド
床にベタッと置く低いタイプのベッドをフロアベッドとかローベッドと呼びます。
両者の違いですが、フロアベッドというのはベッドの枠組みの中に、マットレスをすっぽり納めてしまう形をいい、ローベッドというのは枠組みの上にマットレスを置くタイプのベッドのことをいいます。
また、ローベッドの中には10cmほどの脚の付いたものもあり、こちらではローベッド脚付きタイプのご紹介となります。
スチール製フレーム・ローベッドの4つのメリット
見た目スッキリ!
あまり目にすることのないローベッドのスチールフレームですが、例えばクールな男性的お部屋を演出したいという方にはピッタリです。
フレームの色は黒にこだわり、フレームの講師の間から見えるマットレスの色を変えることで、そのイメージも変わってきます。
もともとローベッドは圧迫感がなく、お部屋を広く見せるという効果がありますので、くつろぎの空間を作れます。
人とはちょっと違ったローベッドをお探しなら、このスチームフレーム型のローベッドがおススメです。
スチールは軽量なので組み立てや移動がラク
フロアーベッドの木製のレームとスチール製のフレームの重量を同サイズで比べると約4kg~6kgほどスチール製フレームの方が軽くなります。
また、宮付きの木製フレームで場合、その差は7kg以上になります。
軽くて耐久性が無いのかといえば、そんなことはありません。
こちらでご紹介しているLEGACYですと、耐荷重はシングルサイズで120kg、セミダブルで200kgほどになります。
スチールというのは「鋼-はがね」のことで、鉄を母体としてそれに炭素を配合して作った「軽くて丈夫」な金属です。
純鉄(鉄100%)の製品よりも強度があり、加工がしやすいので電車のレールやバネに使われるものもあります。
軽くて丈夫なスチール製フレームは移動しやすく、お部屋の模様替えが好きな方や引っ越しをする時に便利です。
通気性が良い
ほとんどのフロアーベッドは床に直置きするので、見た目がすっきりして狭い部屋でも広く見せることができるというメリットがあります。
とはいえ、マットレスの周りを四方、フットフレームやサイドフレームに囲まれているので、風が通る隙間がありません。
通気性のないベッドではカビやダニ対策として、湿気対策をしなければなりません。
とはいえ、重たいマットレスをちょくちょく持ち上げて干したりするのは大変。
その点、スチール製フレームなら床板は網目になっていますし、ベッドの四方も大きく隙間が空いているので通気性に優れているといえます。
床に直置きのベッドと違って、床とベッドの間の数センチの隙間でも空気の通り道になるのです。
木製のフレームベッドには床板を「すのこ」にした商品もありますが、スチールの網目に比べれば通気性が良いとはいえません。
ベッドフレームをスチールにする大きなメリットはコレ!通気性をよくすれば、湿気の心配を減らすことができるのです。
床板の丈夫さ
フロアーベッドのように低いベッドなら、子供が寝ていて寝返りを打った拍子に落ちてしまっても怪我の心配が軽減されます。
構造がシンプルな分、使用する部材が少なく値段もリーズナブルなものが多いです。
とはいえ、子供用ベッドにした場合の問題もあります。
というのは子供、特に男の子はベッドの上で飛び跳ねたりプロレスごっこなど乱暴な遊びが大好きなことです。
頑丈にできているとはいえ、毎日のようにベッドの上で飛んだり跳ねたりされたら、たまりません。
マットレスの劣化はもとより、もしかしたら床板まで傷んでしまうのではないか?と心配になりますよね。
その点、強度の高いスチール製であれば安心して子供用ベッドとして使うことができるのです。
ホルムアルデヒドの心配がない
せっかく気に入って購入した木製フレームのベッドなのに、ホルムアルデヒドによる健康被害で泣く泣く返品または廃棄処分したという経験はありませんか?
ホルムアルデヒドは塗料や接着剤などに含まれるホルマリンという成分から発生するものですが、今ではその使用はほとんどないと言えます。
とはいえ、何かのアレルギーがあるとかシックハウス症候群に悩まされているという方なら、スチール製のフレームベッドをおススメします。
スチール製でしたら塗料に問題の成分が含まれている可能性も低いので、まず安心ですね。
スチール製フレーム・ローベッドの3つのデメリット
布団は使えない!?
ベッドフレームだけ購入して、寝具は今まで使っていた布団を・・・とお考えの方もいらっしゃいますよね。
マットレスの硬さ・柔らかさよりも布団の方が心地いい場合がそうです。
しかし、残念ながらスチールフレームベッドの床板は網目状のスチールですから、布団を敷くとスチールの網目の形状がそのまま体に伝わってしまいます。
とても寝心地がいいとはいえません。
どうしても布団で寝たい!という場合は表面が硬めの高反発ウレタンマットレスなどを敷いてから布団を敷くといいでしょう。
収納スペースがない
これはスチールフレームベッドに限ったことではありませんが、フロアベッドの場合、ベッドの下には収納スペースがありません。
狭い部屋に大きいベッドを置いてしまうと、ほかに収納ボックスやタンスなどを購入しないと荷物が納まらなくなってしまいます。
ベッドの下の掃除が面倒
こちらもスチールフレームベッドだけでなく脚付きの低いベッドの場合は、ベッドの下を掃除するのはちょっと面倒ですよね。
掃除機のヘッドをベッド下に滑り込ませなければならず、形状によってはヘッドを隙間用ノズルに替えて掃除する必要があります。
まとめ
フロアベッドのフレームをスチール製にすることで最も大きなメリットは、その通気性の良さでしょう。
マットレスの四方を気密性の高いフレームで囲ってしまう木製フレームのベッドに比べれば、床板を含めて「空間」が多いのでマットレスが湿気を含みにくくなります。
脚付きであれば、床に密着させるベッドより、はるかに通気性はよくなります。
木製ベッドに比べて軽量で移動させやすい上にスチールは強度も高く、ホルムアルデヒドなどを発症する物質も含んでいないので子供用ベッドとして使っていただいても安心の商品になります。
フロアベッドをスチール製にすることで、通気性が抜群に良くなります。
脚付きでベッド下に空間が多いほど通気性が良くなるのは当然ですが、脚が高くなるほどフロアベッドの良さである開放感はなくなっていきます。
スチールは「低い」という開放的なベッドの範囲の中で、通気性・耐久性を高めることができる素材と言えます。