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失敗しないマットレス選び

ベッドの寝心地はそのフレームの材質や形状よりもマットレスで決まります。

フレームと違って、マットレスには耐久性・寝心地に違いが出ます。

 

高価なマットレスがどなたにもフィットするとは限りません。

こちらでは「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」について比較してみようと思います。

 

【ボンネルコイルとポケットコイル】

 

マットレスには大きく分けて、ボンネルコイルとポケットコイルがあります。

ご自分の好みで選んでいただくことになりますが、それぞれメリットとデメリットがあり、価格はポケットコイルの方が一般的に一万円ほど高くなっています。

 

ボンネルコイル

 

ボンネルコイルとは縦方向にクルクルと丸まったバネが全体的につながっている構造になっています。

ボンネルコイルを手で押してみると、押した部分だけでなくその周りもつられて凹んでしまいます。

 

つまりボンネルコイルは体を「面」で支えているので、肩や腰の部分が沈み込む感じが少ないのです。

ポケットコイル

 

ポケットコイルとは白い筒状の袋に一つ一つ、バネが入っていてそれを並べて作られています。

一つ一つのバネが独立しているので、手で押してみるとその押した部分だけが凹みます。
身体の部位だと、お尻の部分が一番重いので、そこだけ沈むのです。
 

ボンネルコイルが面で支えているのに比べてポケットコイルは体を「点」で支える構造となっています。
 

【身体の部位による体重配分】

 

身体のどの部分にどれだけの重さを持っているかというと次のような配分になります。

頭は体重の   8%
胸のあたりは  33%
お尻のあたりが  44%
脚が      15%

腰が一番マットレスに沈み込むのですね!

 

【ボンネルコイルとポケットコイルの寝心地の比較】

 

寝心地というのは個人の感覚の差になりますので、一概にどちらの方が寝心地がいいということはできません。

タイプの違いとともに、メーカーによってその堅さも異なってきますので、それぞれの特徴を考えて実際に寝てみてしっくりくる方を選ぶのがいいと思います。

 

ボンネルコイルの寝心地

 

身体を「面」で支えるボンネルコイルはバネが全体に連結されているので、ポケットコイルに比べると堅く感じます。

お尻から腰にかけて沈み込む感じが少ないので、寝返りも打ちやすく腰痛持ちの方に好まれています。

 

床に直接、あるいは薄い布団を敷いて寝ると腰に負担がかからないといわれるように、ボンネルコイルはその感覚に近いものがあると言えます。

硬い面に寝るので実際には腰に負担がかかりやすくなっているのですが、身体が沈み込まないので寝返りが打ちやすく、腰痛を持っている方にはラクに感じるようです。

 

ポケットコイルの寝心地

 

ポケットコイルは一つ一つのバネが独立しているので、身体を「点」で支えています。

荷重が最もかかるお尻や肩のあたりが一番沈み、脚や腰の部分はあまり沈みません。

 

これは立っているときの状態に近いので、身体への負担が少なくて済むということです。

バネ(スプリング)が独立している構造なので柔らかく感じ、部分的に沈み込むので寝返りが打ちにくい感じがするかもしれません。

 

【ボンネルコイルとポケットコイルの価格の差】

 

ポケットコイルの方がボンネルコイルよりバネの数は多いです。

シングルサイズのマットレスで、ボンネルコイルのバネの数は約210本に対して、ポケットコイルでは約500本のバネが使われています。

 

また、ポケットコイルは一つずつ袋(ポケット)にバネを入れる手間がかかりますので、バネの数も含めてボンネルコイルよりは高くなります。

価格帯は各メーカーや作りによって異なり、1万円を下回るものから十万円以上のものまで様々です。

 

高価なマットレスほど耐久性があり品物がいいのは当然ですが、それが寝心地と比例しないのは各個人の体の状態や好みの問題があるからです。

特に問題となる腰痛を持っている方のベッド選びですが、意外と安価な「硬いベッド」を好まれる方が多いようです。

 

【おススメの価格の目安】

 

前述したように、高価なベッド=寝心地がいい という図式は当てはまりません。

しかし耐久性に関してはやはり高価な方が長持ちします。

 

毎日使うものなので、極端に安価なものはおススメできません。

使い捨てとして購入しても捨てるときに費用が掛かるので、出来れば5年以上使えるものを選びたいもの。

 

品質重視で選ぶのであればフランスベッドやシモンズなどが代表格でしょう。

しかし、ベッドに10万円、20万円もかけるつもりがないのであれば、2万~3万くらいの予算で十分満足できるベッドを選ぶことができます。

 

寝心地は価格ではなく、あくまでも個人の好みですから、高価なベッドを買ったからといって腰痛などが緩和されるとは限りません。

ベッドを選ぶときには実際に家具店やホームセンターで、試しに寝てみるのが一番です。

 

自分にはどのタイプのマットレスがいいのかが、体験することで実感できるからです。

それでも実際に購入するベッドと体験したベッドではメーカーや価格が違えば、寝心地が違って当然です。

 

購入してから「失敗した!」と後悔する前に、ある程度の知識(ボンネルコイルかポケットコイルか、など)を持って体験→購入することで失敗を少なくすることができるのではないでしょうか?

 

そういった意味でも、いきなり高価なベッドを買ってしまって失敗するよりは、もう少し安価なものを購入することをおススメします。

 

【ボンネルコイルとポケットコイルのどちらが向いているのか?】

 

ベッドを選ぶときの寝心地は、あくまでも個人の好みです。

一般的に腰痛を持っている方なら、堅めのベッドがラクだというだけで、人によっては硬いベッドが苦手な場合もあります。

 

小さいお子さんの場合は、マットレスが柔らかいとその上で飛んだり跳ねたりしますから、ベッドが早く痛みます。

 

ボンネルコイルが向いている人

 

固めのベッドが好き!という方にボンネルコイルはおススメです。

畳に、あるいは畳ベッドの台座に布団を敷いて寝ている方でマットレス型のベッドに替えるのであれば、寝心地は今までのものと近いといえるでしょう。

 

寝返りも打ちやすいので体がラクです。

朝起きて腰が痛いと感じるのは、マットレスが沈み込んで腰に負担がかかっている可能性があります。

 

身体の部位によって部分的に沈み込まないボンネルコイルは、腰への負担が軽減されるのです。

比較的、耐久性も高く値段も低めなので経済的にも助かりますよね。

 

ポケットコイルが向いている人

 

ご夫婦で一つのベッドに寝ている場合はポケットコイルがおススメです。

ボンネルコイルだと、相手の寝返りの振動がベッド全体に伝わってしまうので熟睡できない可能性があります。

 

ポケットコイルなら横揺れしないので隣で寝返りを打っても響きません。

お互いに寝返りを気にして熟睡できないと安眠の妨げになりますよね。

 

柔らかいベッドがお好きな方や筋力の弱い女性にもポケットコイルはおススメです。

筋力が弱いとポケットコイルに比べて硬いボンネルコイルの方が身体が痛くなることも少なくなります。

 

マットレスの耐久性を高めるには?

 

ボンネルコイルもポケットコイルも長年、同じ使い方をしていると一部分がへたり易くな、凹んできます。

大概は毎日同じ場所で同じような姿勢で寝るので、使われる部分が決まってくるからですね。

 

少しでも買った時と同じような状態で使うには、定期的にマットレスの上下、裏表を入れ替える必要があります。

目安は大体、半年ですが、まず半年くらい経ったら頭の部分と足の部分を入れ替える。

 

更に半年後、上下を元に戻してから裏表を逆にする。

そして半年後に上下を入れ替える、というように定期的にマットレスの位置を入れ替えるのです。

 

こうしても四隅のほうが、へたりは少なくなりますが入れ替えずにずーっと同じ部分を使うことに比べればはるかに耐久性は高まります。

 

まとめ

 

ボンネルコイルとポケットコイルの価格だけを比べると、ポケットコイルの方が良質に感じる方も多いと思います。

私も、以前は漠然とそんな風に思っていました。

 

しかし実際、寝心地は個人差によるものだということ、必ずしも高価なポケットコイルが体の負担を軽くするものではないということがお分かりいただけたと思います。

 

どちらのタイプにもメリットとデメリットがありますので、硬めが好きなのか、柔らかいほうが負担が少ないのかなどご自分の体の状態に合わせてお選びいただくことが大切になります。

 

今まで、畳やフローリングに布団を敷いていてそれに慣れている、あるいは腰痛のある方ならなら、硬めのボンネルコイルのほうが寝心地がいいでしょうし、護夫婦で同じベッドに寝るのであれば振動を機にしなくていいポケットコイルがおススメです。

 

価格を抑えたいのであればボンネルコイルのほうが比較的安価で長持ちするというメリットもあります。

 

実際にボンネルコイルとポケットコイルで、どのくらい寝心地に差があるのかは一度、家具店やホームセンターでその違いを体験するのもいいですね!

 


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